まねーぶ(GV運営)は6月24日、2021年度の夏ボーナス調査の結果を発表した。調査期間は2021年6月10~15日、調査対象は20~60代正社員、有効回答は371人。

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夏ボーナス、平均値43.9万円

2021年度の夏ボーナスの支給有無を尋ねると、「支給あり」が68.5%、「支給なし」が31.5%との結果に。支給がない理由については、半数以上の53.8%が「会社の業績が悪いため(コロナによる業績悪化含む)」と回答した。

夏ボーナス支給額(支給対象者のみ)は、平均値43.9万円、中央値40万円。内訳は、「20万円以上~30万円未満」が11.6%、「30万円以上~40万円未満」・「40万円以上~50万円未満」が各10.5%、「10万円以上~20万円未満」が9.4%の順となり、50万円未満が4割以上を占めた。

  • 2021年度 夏ボーナスの支給額

前年(平均値42.5万円、中央値36.5万円)と比べると、6.3%の減少。最大増額は80万円(製造業)、最大減少は86万円(卸売・小売業)となった。

支給額に対する評価については、62.0%が「納得できる(やや含む)」と回答。理由をみると、「コロナ禍で不安定な中でも支給されたから」(136人)が突出し、次いで「昨年の支給額よりも高いから」(44人)、「査定内容・基準が明確だから」(40人)と続いた。

コロナ禍での会社の働き方の変化を聞くと、「変化あり」が52.0%を占めたほか、働き方の変化によるボーナス額への影響については、36.3%が「影響があった(減った)」と答えた。

今年の冬ボーナスについては、65.5%が「期待できない(あまり含む)」と回答。その理由として、「会社業績が不振だから」(113人)や、「コロナ不況はさらに本格化すると思うから」(78人)を挙げる人が多く、「今後もさらなる業績悪化を予想する人が多い」(同調査)ことが浮き彫りになった。