俳優の佐藤健が主演を務める映画『るろうに剣心 最終章 The Final』の興行収入が、現時点で2021年の実写映画No.1になったことが23日、明らかになった。

  • 左から神木隆之介、佐藤健

    左から神木隆之介、佐藤健

和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。

21日時点で『The Final』の累計動員数は274万人、興行収入は38.5億円を突破し、『The Beginning』も累計動員数107万人、興行収入は15.1億円を突破、2部作合計で観客動員数は381万人超え、興行収入も53億円を突破した。『The Final』は緊急事態宣言の影響で、一部地域では映画館で映画を楽しむことができないという状況が公開3日目の4月25日から2か月間続いてきたにも関わらず、6月20日時点で『花束みたいな恋をした』(興行収入38億円)を超え、2021年の興行収入No.1の実写映画となった。

『るろうに剣心 最終章 The Final』が2021年興行収入No.1の実写映画となったことを記念して、メイキング映像も公開。佐藤健演じる緋村剣心と、神木隆之介演じる瀬田宗次郎の競演シーンの映像となる。前作『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』で剣心と死闘を繰り広げた瀬田宗次郎がサプライズ出演し、剣心との夢の共演が実現したが、公開前までその出演情報は一切明かされていなかった。

神木は自身が演じた瀬田宗次郎という役について、「自分でも、すごく大好きなキャラクターですし、もう一回宗次郎が出来ることになってすごく嬉しいです」と笑顔で語っており、メイキング映像では、現場で佐藤と神木が意見交換をしながら、アクションの動きを固めていく様子が映し出されている。剣心と宗次郎2人が同時に2階から飛び降りるアクションシーンでは、佐藤と神木が息を合わせながら感触を掴んでいく姿、撮影した映像を確認して、さらに迫力ある映像に仕上げようと演出を提案する佐藤の姿も収められた。佐藤は神木との共演について「俳優さん同士でアクションをやると気を遣ったりして窮屈になるところを、神木くんとやる時は本当に、全くそんなこと気にならないくらいやりやすいです」と、神木との共演シーンを振り返っている。

さらに、メイキング映像と合わせて、剣心×宗次郎の場面写真&オフショットも解禁。緊迫感漂う場面写真は、剣心と宗次郎という最強の剣客同士が背中合わせとなる、本編の中でも多くの人の心を鷲掴みにしたワンシーンを切り取っている。そして、オフショットでは撮影時の緊張感が嘘のように、笑顔で互いの健闘を称え合うような2人の姿が写し出された。26日からは、『The Final』を鑑賞すると剣心&宗次郎の場面写真が使用された『The Final』フォトカードが配布される。

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