台湾に対する中国の輸入規制の影響で大打撃を受けた「台湾パイナップル」。

日本では「東日本大震災の支援の恩返しに、台湾を支援しよう! 」という声も上がり、スーパーなどでもたくさん並ぶようになりました。

SNS上では、実際に食べた人たちから「甘味が強くてとてもジューシー! 」との報告が多数上がり、人気は急上昇。ちょっとした台湾パイナップルブームが巻き起こっています。

台湾パイナップルは芯の部分も柔らかく、芯まで美味しく食べらてしまうのも大きな特徴ですが、「この芯まで美味しいパイナップル、どうせなら皮まで美味しくいただきたい」――と考えた猛者がいたようです。

ツイッターユーザー「かいわれ(@kaiware_rap)」さんは、“皮でジュースを作ってみた”とツイッター上で報告。それがあまりに斬新で美味しそうであることから、現在、大きな注目を集めています。

貧乏性なので、台湾パイナップルの皮…勿体ない…と思って調べたら皮ごとミキサーにかけてジュースにしたり、煮てお茶にできるとあったので、よく洗って水+砂糖+レモンで煮て氷入れてジュースにしたら本体の実より家族に人気なくらい美味しい!濃く作ったから炭酸割りも酒割も美味しそう(@kaiware_rapより引用)

  • 皮をよく洗って水、砂糖、レモンで煮る

  • @kaiware_rap

この投稿は多くの反響を生み、1.6万件のリツイート、5万件のいいねを獲得(6月21日現在)、数多くのコメントも寄せられました。

「台湾パイン、うちの冷蔵庫にも欠かせない存在になりました。毎朝食べてます。皮の活用は知らなかったので、真似してみたいです! 」
「皮まで丸ごと使ったのか、素敵! 台湾では、よくパイナップルの皮を使って酵素を作りますが、これは新しい発想ですね」
「すごい…なんでもすぐ捨てるんじゃなくて考えてみると意外なものに変身するんですね! 参考になりました!! 」
「皮の活用は知らなかったので、真似してみたいです! 」
「それだけ皮まで甘くて美味しいとゆうことですね」
「朗報&贅沢やわ」

この気になる“パイナップルの皮ジュース”について、ご本人に直接お話をお聞きしました。

――この斬新なジュース、実際にはどんな味がするのでしょうか?

かいわれさん:「パイナップルジュール」と言われて想像する通りの、パイナップルジュースの味がします。皮自体には特筆すべき風味はなく、パイナップルの果実を絞って作ったパイナップルジュースの味です。なので、これ(濃い目の味付けで作ったパインシロップ)を水や炭酸などで割っても特殊な味になることはなく、ごくごく普通に「美味しいパイナップルジュースだな」となります。よく言えばえぐみや臭み、苦みなど何もありません。逆に言えば本当に普通のよく飲んだことがあるパイナップルジュースです。

――今回のツイートは大きな反響を生んでいますが、率直なご感想があれば教えてください。

かいわれさん:反響が大きいということは、きっとみなさんも「もったいないな」と思いながら皮を捨てていたのだろうな。よかった私だけじゃなくて! という気持ちと、台湾パイナップルの関係でパイナップル自体の需要が高いのだろうなと面白く思いました。こうしたら美味しそう、こんな風に利用してみたい、というコメントも多く寄せられて、私のほうが参考になりました。もちろん国産のパイナップルなどでも作ることが出来ると思うので、さまざまな地域の応援になればいいなと思っています。


ちなみに、かいわれさんによると、このツイートはあくまでも個人的に「作ってみたら美味しかった」というもので、他の人へこのジュースの作成を推奨する意図はない、とのこと。この“パイナップルの皮ジュース”を家庭で再現する場合は、くれぐれも衛生面や残留農薬などにもご注意ください。