お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、20日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、視聴率に関する報道について持論を展開した。

松本人志

ABCテレビのバラエティ番組『相席食堂』の世帯視聴率を報じて「激戦区でリベンジならず」とした一部メディアに対して、今月15日のツイッターで「これぞ勉強不足のバカライター。コア視聴率はしっかりとってる。じゃないと第二弾あるわけない」と痛烈に批判していた松本。

番組内でこのことが取り上げられると、「僕は大前提としてネットニュースで視聴率を記事にすること自体やらなくていいと思います。視聴者には関係ないことなので」と主張し、「気に入って観ているのにテンション下がるでしょ?」と問いかけた。

さらに、「世帯視聴率が高くても、コア視聴率が低いと番組は終わっちゃうんですよ。逆に言うとコア視聴率さえ高ければ世帯視聴率が低くても続くんですよ。要するに今、重要視されているのはスポンサーもテレビ局もコア視聴率の方なんですよ。でも、ネットニュースはなぜか世帯視聴率ばっかりを書くんです」と指摘。

「だから、世帯視聴率を用いたネットニュースで、番組とかタレントの“下げ記事”は無視してください」「みなさんが面白いと思ったのに世帯視聴率が低かったからといって全然悲観しなくてもいいんです」と呼びかけ、「大抵その場合、コア視聴率とってますから!」「安心してください! はいてますから!」「とにかく明るいコア視聴率なんですよ!」と、とにかく明るい安村のネタを交えて笑いを誘った。

ビデオリサーチは、昨年3月30日から視聴率調査をリニューアル。各局では視聴率の指標を世帯から個人へと移行し、ターゲットについても日本テレビは13~49歳を「コアターゲット」、TBSは13~59歳を「ファミリーコア」、フジテレビは13~49歳を「キー特性」と名付けて最重視している。