俳優の松坂桃李、井浦新、女優の麻生久美子がこのほど、テレビ朝日系ドラマ『あのときキスしておけば』(毎週金曜23:15~※一部地域除く)のクランクアップを迎えた。最終話は、18日に放送される。

  • 左から三浦翔平、井浦新、松坂桃李、麻生久美子、藤枝喜輝=テレビ朝日提供

松坂と井浦のクランクアップには麻生も駆けつけ、2人の最後の撮影を見守った。監督からOKの声が上がると、松坂と井浦はホッとしたような笑顔に。花束を抱えた麻生から熱いハグを受け、お互いの健闘を称え合った。すでにクランクアップしていた三浦翔平も、「いい現場だったから来たくなった」と、差し入れを持ってサプライズ登場。三浦演じる高見沢の編集部の後輩・木之崎役の藤枝喜輝と共にクランクアップを祝福した。

麻生のクランクアップには松坂、井浦が駆けつけ、目に涙をためた麻生と再び熱いハグ。3人は口を揃えて「幸せな現場だった」と語った。

3人のコメントは以下の通り。

■松坂桃李

本当に皆さん、おつかれさまでした! 愛すべき作品、愛すべき登場人物たち、そして愛すべき現場スタッフの皆さんに本当に救われたな、と思っています。

最初にお話いただいたとき、「面白そうですね! ぜひやらせてください!」と言ったものの、いざ上がってきた台本を読んでみたら、「これは演じるのがけっこう難しいかもしれない……?」と正直緊張していたんです(笑)。でも、こんなに難しいハードルも、このチームの皆さんと一緒だったからこそ余裕で乗り越えられたし、毎話毎話(脚本の)大石静さんから投げかけられてくる課題にも、真摯に向き合えたんだと思います。

試行錯誤しながら皆さんと作ってきたこの時間が、僕にとってはとても幸せでした。皆さんがこの作品に向き合っている顔を見ながらでなかったら、僕は桃地という役をやりきることはできなかったんじゃないかと心から思っています! 本当にありがとうございました。感謝しています! 大好きです!

■井浦新

最初にこの作品のお話をいただいたとき、「なんて難しい役だろう」と思ったんです。一人二役も、二人一役も、“女性の魂”という役も、全てが自分にとって初めてづくしだったのですが、大石静さんの台本からも初めてのものを生み出そうという思いを感じていたので、とにかく「新しいことにチャレンジしたい」「新しい自分と出会いたい」と思ってこの作品に臨んでいました。

毎話出来上がったものを見ていると、確実にこれまでになかったものが作り上げられているのを感じられてとても幸せでした。

オジ巴は自分一人の力ではできなかったと思います。(松坂)桃李くんが演じる桃地じゃなければオジ巴は生まれてこなかったなと思っていますし、その指針を作ってくれた巴役の麻生(久美子)さんにも感謝したいです。そしてそのいろんなものをめちゃくちゃにしてくれた高見沢役の(三浦)翔平くんには「バカヤロウ(笑)」と言いたいですね(笑)。

本当に皆さん、ありがとうございました!

■麻生久美子

本当におつかれさまでした! 終わっちゃいましたね……。いつもドラマの長い現場が終わってしまうと寂しいのですが、今回一番寂しいのは“桃地に会えないこと”です。本当にすごくかわいくて……そんな桃地に会えないのが寂しいという気持ちにさせてくれた松坂桃李さん、本当にありがとうございました。

桃李くんとお芝居していると、心が震える瞬間が何度もあって、ご一緒できて本当に楽しかったです。最高にかわいらしい桃地を作ってくれて、ありがとうございました。

私は第1話で亡くなってしまう役だったので、あまり出番としては多くなかったのですが、それでも今日まで皆さんと一緒に撮影に参加している、という気持ちにさせてくれたのは、巴を完璧に演じてくださった井浦新さんのおかげだと思っています。ちょっと嫉妬してしまうくらい、私よりもかわいい巴を演じてくださって、本当にありがとうございました。一緒にお芝居できなかったのだけが、唯一心残りなので、続編を期待しています(笑)。

大石静さん、素敵な脚本をありがとうございました。そして出来上がった作品も毎回素晴らしかったです。周りの方々からも「面白いドラマだね」ってたくさん言っていただきました。そんなドラマを作ってくださったスタッフの皆さん、最高です! かっこいいです! 愛しています! ありがとうございました!