また、本作の魅力について平手は「大人の方はスッキリするというかスカッとするというか、代弁してくれているみたいな感じで受け取ってくださっているのではないかなと思っています」と述べ、「(自分と)同世代の方々や学生さんたちが何を思うのか、自分の中でも未知なので、そこは知りたいですね」と語る。

演じている中で、桜木先生の言葉などから『ドラゴン桜』のすごさをひしひしと感じているという。「桜木先生が言うからこそ説得力がある。今の時代に響くものがあったらいいなと思っています」。

特に印象に残っている桜木先生の言葉は、第1話の「いつまでも大人が何もしないと思ったら大間違いだぞ」とのこと。「自分の年齢では言えないこと。私が言ったとしても響かない言葉を桜木先生が言ってくださっているので、すごくスカッとします。大人が何もしない甘い世界……たぶん今そういうこともあるからこそ、みなさんに刺さっていればいいなと思います」と願う。

そして、「阿部さんは気さくに話しかけてくださる優しい方です。水野役の長澤さんも、教頭役の及川(光博)さんも、先生たちは大変なシーンや長セリフがある中でも生徒やいろんな人たちに気を使ってくださったり、気にかけてくださったりするのは本当にありがたいです」と大人役のキャストに感謝。生徒役キャストがのびのびと演じられる環境が作られているようだ。

13日放送の第8話ではまた新たな展開に突入。桜木(阿部)宛に送られてきたファイルから、先代理事長・恭二郎(木場勝己)による久美子(江口のりこ)の理事長退任と学園売却計画が発覚する。最大の危機に見舞われる一方で、桜木は生徒7人それぞれの学力を考慮したオーダーメイドの勉強法を伝授。また、水野(長澤)からは、夏休みを前に変わった対策法が伝授される。そんな中、楓(平手)は一人悩んでいた。そして、アクシデントが楓を襲う。楓は再びのピンチをどう乗り越えるのか……平手の演技にも引き続き注目したい。

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