リクルートは6月2日、2020年4月〜2021年3月における「一人外食の実態調査」の結果を発表した。調査は4月1日〜12日、首都圏、関西圏、東海圏に住む20〜69歳の男女を対象にインターネットで行われ、1万89件の有効回答を得た。

  • この1年間(2020年4月~2021年3月)の外食有無と、「一人外食」の実施状況

    この1年間(2020年4月~2021年3月)の外食有無と、「一人外食」の実施状況

2020年4月~2021年3月の1年間で、「一人外食」をしたことがあるか尋ねたところ、45.9%が「ある」と回答。そのうち、この1年間で初めて「一人外食をした」人は3.7%で、さらに、そのうちの1.4%は「コロナ禍を契機に初めて一人で外食をした」人であることがわかった。

また、一人外食経験者を性年代別にみると、女性よりも男性の方が多い傾向にあり、30代男性で60.1%と最も多く、最少は60代女性で24.7%だった。

  • 「一人外食」で利用した業態

    「一人外食」で利用した業態

続いて、「一人外食」で利用した業態を聞いたところ、「ラーメン、そば、うどん、パスタ、ピザ等の専業店」(54.9%)が最も多く、次いで「ファストフード」(50.8%)、「牛丼、カレー等、一品もの専売業態」(46.2%)という結果に。男女別にみると、「ラーメン、そば、うどん、パスタ、ピザ等の専業店」や「牛丼、カレー等、一品もの専売業態」や「中華料理店」「立食のラーメン、うどん、そば業態」では男性の利用が、「ファストフード」や「喫茶店・カフェ」では女性の利用が多く、業態による利用顧客の男女差が目立った。

また、過去1年で「一人外食」として初めて利用した業態の最多も「ラーメン、そば、うどん、パスタ、ピザ等の専業店」(7.3%)となり、次いで「ファミリーレストラン、回転すし等」(5.7%)、「ファストフード」(4.9%)と続いた。

  • この1年間で「一人外食」の割合が増えた理由

    この1年間で「一人外食」の割合が増えた理由

調査によると、過去1年で「一人外食が(やや)増えた」という人は約10%。そこで、増加した理由を尋ねたところ、「外食に人を誘いにくいから」(43.6%)、「外食に誘われる機会が減ったから」(31.6%)、「自分が感染することが不安だから」(30.0%)が上位となった。