JR西日本は3日、おもに木次線で運行されるトロッコ列車「奥出雲おろち号」に関する今後の運行計画を発表した。2022・2023年度は4月から土日祝日を中心に運行を計画しており、2023年度を最後に運行終了となる。

  • トロッコ列車「奥出雲おろち号」

トロッコ列車「奥出雲おろち号」は2022年度、4月から土日祝日を中心に運行を計画しており、臨時列車として運行されるため、詳細な運転日については随時案内される予定。運行は今年度と同程度の日数(約130日)を計画しているが、今後の社会情勢や車両の状況などにより、計画を変更する場合があるとのこと。

2023年度も4月から土日祝日を中心に運転を計画している。ただし、トロッコ列車に使用している現行車両が製造から約50年経過し、老朽化が進んでいるため、「奥出雲おろち号」は2023年度を最後に運行を終了することとなった。

「奥出雲おろち号」は島根県横田町(現・奥出雲町)からの運行要請を受け、1998(平成10)年4月に運行開始。木次線木次~備後落合間をはじめ、山陰本線の出雲市駅へ乗り入れる片道延長運転も実施しており、2018年4月に運行20周年を迎えた。年間運転日数は4~11月に約150日(2021年度より約130日)。定員は64名。年間約1万4,000人が利用している。