女優・のんが、「第30回日本映画批評家大賞」で主演女優賞を受賞し31日、都内で行われた授賞式に出席した。

  • のん

『私をくいとめて』の演技を評価されたのんは、本作で「実写映画の主演を数年ぶりに務めさせていただきました」と述べ、「主演のいいところは、たくさん出番があって、ずっと演技していられるという、そんな幸せなところだと思います。その充実感を久しぶりに味わせていただきました」と撮影を回顧。「みつ子に選んでいただいた大九監督に感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝の思いを述べた。

続けて、「これからもみなさんに楽しんでいただける演技ができるよう精進して参ります」と決意を新たにし、「映画という娯楽は人間にとって必要必須なものだと思いますので、これからもこの道を頑張っていきたいと思います」と力を込めた。

綿矢りさ原作×大九明子監督・脚本のコンビで誕生した本作は、おひとりさま生活に慣れきり、脳内に相談役Aが爆誕した31歳のみつ子と年下男子による崖っぷちロマンス。みつ子役をのん、みつ子が恋する腹ペコ年下男子・多田くん役を林遣都、そして、のんとの共演が2013年に放送されたNHK連続テレビ小説以来7年ぶりとなる橋本愛が、イタリアに嫁いだみつ子の親友・皐月役を演じた。