現場では桜木役の阿部をはじめとする共演者から多くのことを学んでいるという。「1話の始業式のシーンで阿部さんと初めてお芝居させていただいたのですが、説得力のあるお芝居に圧倒されました。『桜木先生が目の前にいる!』と思いましたし、『ドラゴン桜』の世界に本当に自分がいるのだと感じ、初日からたくさん吸収させていただきました」。
桜木の言葉にも影響を受けているそうで、「言葉の力がすごい。前作も心に響く言葉がたくさんありましたが、今回もそういった言葉がたくさん出てきて、特に『変えられるのは自分しかいない』というセリフは、現場で聞いて自分自身にも響きました。そういう瞬間がたくさんあり、桜木先生の言葉は本当にすごいなと思います」と語る。
水野役の長澤についても、「滑舌の良さと声の大きさに圧倒されました。モニターを見ながら、スタッフさんたちが『すごい』とおっしゃっていて、私もそういう役者になりたいと思いながら、演技を拝見して勉強させていただいています。大尊敬です!」と目を輝かせ、さらに、「長澤さんは私たち生徒のことをすごく気にかけてくださっていて、海風が強くて肌寒い日の撮影で『寒くない?』『大丈夫?』と何回も聞いてくださって、心がぽかぽかになりました」と、長澤の優しさに感動したエピソードも明かした。
本作では、東大専科の生徒役として、志田のほか、高橋海人(King & Prince)、南沙良、平手友梨奈、加藤清史郎、鈴鹿央士、細田佳央太が出演。志田は、生徒役キャストからも日々学んでいると言い、岩崎楓役の平手について「目力が魅力的でした。また、ダンスをされている方はお芝居でも動き方がすごいと思うことが多く、平手さんのお芝居も動き方がすごくお上手だなと思って、勉強させていただいています」と語った。
麻里は虫好きの原健太と一緒にいることが多いが、健太役の細田の役者魂にも刺激されたという。「佳央太くんは虫を触るのが怖いと言っていたのですが、本番で頑張って手に持っているのを見て、役者魂かっこいいなと思いました」と称え、「私も虫がすごく苦手ですが、人生で初めて自分から虫を触りました。思っていたより怖くなく、ちょっとだけ虫嫌いを克服できた気がしました」と笑った。
前作では東大クラスの生徒役として山下智久、長澤、小池徹平、新垣結衣、中尾明慶、紗栄子といった面々が出演し、その後、役者として大きく飛躍。本作の生徒役も、放送を重ねるごとに注目度が高まっている。
志田は「今はとりあえず目の前のことを一つ一つ丁寧にやって、たくさん吸収し、それをこの作品でアウトプットするのが今の目標ですが、前作のキャストの方々みたいに、私たちも『ドラゴン桜』を機にもっと上を目指していきたいと思っています。いろんなところでみなさんに見ていただけるように、もっともっと頑張ります!」と力を込めた。
1999年7月28日生まれ、神奈川県出身。2013年よりファッション誌『ピチレモン』の専属モデルとして活動。2014年、短編映画『サルビア』で初主演を務め、女優デビュー。2017年、『ひかりのたび』で長編映画初主演。そのほか、ドラマ『チア☆ダン』(2018/TBS)、『ゆるキャン△』シリーズ(テレビ東京)などに出演。また、主演映画『かそけきサンカヨウ』(10月15日公開)が控えている。
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