アイドルグループ・King & Princeの永瀬廉が、17日にスタートしたNHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』(総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)で朝ドラデビュー。24日放送の第6回より本格登場する。
本作は、“海の町”宮城県・気仙沼に生まれ育ち、“森の町”同・登米で青春を送るヒロイン・永浦百音(清原果耶)が、気象予報の仕事を通じて人々に幸せな未来を届けていく希望の物語。永瀬は、百音の同級生で才能あふれる若き漁師・及川亮を演じる。
『弱虫ペダル』(2020)での演技が評価され「第44回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞するなど、俳優としても注目が高まっている永瀬に、朝ドラ出演決定の反響、俳優業のやりがい、役作りや撮影の裏話などについてインタビュー。「僕のことを知らない方々にまで僕の存在を知ってもらえるチャンスだと思っているので、本当にありがたい機会をいただけてうれしいです」と朝ドラへの思いを語ってくれた。
――『おかえりモネ』への出演が発表された際、反響はいかがでしたか?
いつも仕事の発表はマネージャーさんとメンバーが一緒にいるときに行われるのですが、メンバーからは「マジ!? すごい!」「頑張ってね!」と言ってもらいました。あと、同期の関西ジャニーズJr. なにわ男子の(西畑)大吾とAぇ! groupの正門(良規)からもメールが来たり、一般の友達や親など、たくさんの方から「おめでとう」という反応がありました。
――西畑さんと正門さんは、朝ドラ経験があるお二人ですが、何かアドバイスなどはもらったのでしょうか。
特にそういうのはなく「楽しんで」と軽い感じで、それが心地いいなと思いました。
――朝ドラならではの反響は感じましたか?
僕のおじいちゃん、おばあちゃんからいつもよりテンション高めの声で「おめでとう」と言われた気がします。朝ドラは普通のテレビドラマよりもご年配の方も多く見ているイメージがあり、僕のことを知らない方々にまで僕の存在を知ってもらえるチャンスだと思っているので、本当にありがたい機会をいただけてうれしいです。
――最近は俳優としても存在感が増していますが、朝ドラでの演技も含めて、演じる楽しさややりがいをどのように感じていますか?
僕の知らない世界を知れることです。このお仕事をしてなかったら宮城に行く機会はほとんどなかったと思いますし、撮影の中で震災にも向き合う機会をいただきました。気仙沼の住人の一人としてお芝居の中だけでも生きられる、役の人物として生きられるという部分は、この先もずっと楽しんでいけると思っています。
――テレビドラマのやりがい、朝ドラならではのやりがいもお聞かせください。
テレビドラマ、特に朝ドラは、視聴者の方と一緒で僕自身も、今後どうなっていくのか終わりがわからない。これから亮がどういう風に変わっていくのか、どういう出来事に巻き込まれていくのか、すごく楽しみですし、健康で最後まで生きてほしいという思いもありますし、そういうワクワク感、ドキドキ感はドラマの魅力だと思います。
――撮影現場でもほかの作品と朝ドラとの違いは感じていますか?
朝ドラは毎週リハーサルがあります。リハーサルで実際に演技して、監督さんから「こうやってみて」と言われて、数日置いてから本番に臨めるのはありがたいです。あと、撮影が約1年間あり、1年間役と向き合う点も違います。そこまで向き合うことはあまりないので、朝ドラならではだと思います。