佐藤健が主演を務める映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(6月4日公開)の本予告が17日、公開された。

  • 佐藤健、有村架純

    佐藤健、有村架純

和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。

現在大ヒット中の『るろうに剣心 最終章 The Final』では、剣心が自らの手で惨殺した妻・雪代巴(有村架純)という一人の女性の存在が初めて明かされ、その巴の弟であり、剣心への復讐のため東京に総攻撃を仕掛けるシリーズ最恐の敵・雪代縁との究極の戦いが描かれるが、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』では、巴との壮絶な過去と剣心の十字傷に秘められた真実が明らかになる、「るろうに剣心」始まりの物語が描かれる。

本予告は動乱の幕末で「新時代のため、あなた方には死んでもらう」という言葉とともに、圧倒的な抜刀術で容赦なく侍たちを斬り捨てていく剣心の衝撃的なシーンから始まる。漆黒の衣装を身に包み、血も涙も見せない「人斬り抜刀斎」として恐れられている剣心は、斎藤一(江口洋介)、沖田総司(村上虹郎)ら、新選組に追われる身になっていた。

そんな剣心が敵を殺めたとき、その血を浴びて目の前に現れた女性が雪代巴で、暗殺の現場を目撃された剣心は、口封じのため巴を傍に置き共に暮らすことを決意する。人の心を失っていく姿を傍らで見ていた巴は、「このまま人を殺め続けるのか」と問いかけ、剣心は「新時代」のために人を斬ることに葛藤しはじめる。次第に巴に心を開き本当の幸せの意味に気付いていくが、ある日突然、巴は姿を消してしまう。実は巴には剣心に近づく別の目的があり、巴を追う剣心は陰謀と数々の罠に巻き込まれていく。映像の最後には雪の中で横たわる巴を抱きかかえる剣心の姿が映し出された。

主題歌を手掛けたONE OK ROCKボーカルのTakaは、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』について「僕は圧倒的に『The Beginning』が一番好きです。この大好きな映画に自分たちが作った曲のタイトルを入れていただけたということにも、監督の愛をすごく感じました」とシリーズ最高傑作に相応しい絶賛コメントも寄せている。

ONE OK ROCK Taka コメント

僕は圧倒的に『The Beginning』が一番好きです。この大好きな映画に自分たちが作った曲のタイトルを入れていただけたということにも、監督の愛をすごく感じました。緋村剣心は健にしかできなかったって、『The Beginning』を観るたびに思うんです。だから僕らはそこに寄り添って、彼の心情を掬ってあげるような気持ちで、最後に曲を届けられればいいなっていうのをイメージして、今回の楽曲を作りました。『るろうに剣心』は共に歩んできた同志です。これは健に対しても、剣心に対してもそうですし、そこはふたつでワンセットなんですけど。本当に……ありがとう、っていう感じです。

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