新型コロナウイルス感染症により、マスクが欠かせない生活様式に変わりました。マスク着用が原因となり、肌荒れに悩む人が増えています。美肌を保つためには、正しいスキンケアと食生活の改善も大切です。今回は、栄養たっぷりトマトまるごとレシピをご紹介しましょう。

  • 美肌におすすめなヘルシー食材「トマト」のレシピを紹介

マスク生活のスキンケア

マスクの材質や性能は、医療用マスクからガーゼマスクまでさまざまな種類があります。不織布はウイルスや細菌の透過を最小限に抑えることができるとして、新型コロナウイルス感染症の感染がとどまらない中、最も適した材質といわれています。

マスクの材質選びは、感染を予防するためにも大切ですが、肌が良い状態を保つためにも大切になります。マスクを着用しているときは、どこかがずっと擦れているような状態になり、ごく小さな炎症をずっと作り続けてしまいます。例えば、眼鏡をかけている場合、鼻の付け根の部分に色素沈着を起こしてしまうことがありますが、眼鏡の鼻パッドで常に圧迫されていることが原因になります。マスクでも同じようなことが起きていて、常にマスクを着用することが習慣となって、1年以上たつので、今後マスクによる色素沈着を起こす人が増えることが予測されています。ごわごわとした材質は肌にとって刺激になりやすいため、やわらかい状態にしておく工夫も大切です。一人でいるときはなるべくマスクをはずす、汗をかきやすいため、湿ったマスクは新しいマスクに変えるなどして、肌への刺激を和らげましょう。

肌への負担を減らすためには、保湿することが大切になります。摩擦による刺激を軽減するためにも、しっかりと保湿することを心がけましょう。また、洗顔料を使って、きちんと洗顔をして、皮脂や汚れを洗い落としましょう。紫外線は皮膚症状を引き起こしてしまう光線です。紫外線によって角質のバリアが破壊されてしまいますから、日焼け止め対策も忘れないようにしましょう。一般的なマスクにはUVカットの働きはありませんので、マスクを透過した紫外線が皮膚にダメージを与えることになります。マスクをしているとメイクも手抜きしがちですが、これから紫外線もいっそう強くなる季節になります。日焼け止めは塗るようにしましょう。

トマトを食べて美肌を保つ

健やかな肌を保つためには、規則正しい生活やバランスのとれた食事も大切になります。1年中食べられるトマトは、日本では、6~8月の夏ごろに旬を迎えます。本来、トマトは高温多湿に向いておらず、真夏よりも春から初夏、秋が最も味がおいしいといわれています。旬のトマトは、糖度をあげ、栄養価も最も高くなります。赤い色は、リコピンという色素成分によるもので、カロテノイドという色素成分の一種です。老化を予防する抗酸化作用もあるといわれており、美肌やダイエットにもおすすめの食材です。また、リコピン以外にもしみのもとであるメラニン色素の生成を抑えるビタミンCやカロテンなども含まれています。

トマトは種類も豊富で、フルーツ感覚で食べられるものも多く出回り、野菜の中でも人気の食材です。また、トマトの味が持つうまみ成分であるグルタミン酸が豊富に含まれているため、そのまま食べても、火を通しても美味しい野菜です。トマトは、ヘタの状態で鮮度がわかるため、ヘタがみずみずしく、ピンと張ったトマトを選ぶことがポイントになります。鮮やかな赤色は完熟のものになります。

まるごと栄養をいただくトマトレシピ

気温が高くなるこれからの季節にも食べやすい、栄養たっぷりの旬のトマトを丸ごとおいしく食べられる簡単レシピをご紹介しましょう。

まるごといただくトマトのおひたし <材料>2人前
トマト     2個
青じそ     2枚
だし汁     200ml
うす口醤油   大さじ1

<作り方>
1:トマトはヘタのまわりに包丁で斜めに切り込みを入れてヘタをとり、熱湯にくぐらせた後、冷水に入れ湯むきをする。青じそは千切りにしておく。
2:耐熱皿にトマトを丸ごと並べ、だし汁、うす口醤油を合わせたものをかけて、ラップをする。電子レンジで3分加熱する。
3:2のあら熱がとれたら冷蔵庫で冷やして、2の青じそを添えたらできあがり。

<ポイント>
湯むきをして、皮を取り除くことで、口あたりよく食べられます。マスク生活はまだまだ続きますが、栄養をまるごといただいて、おいしくダイエットしながら美肌を維持しましょう。