お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、25日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、3度目の緊急事態宣言やコロナ禍の現状について私見を述べた。

松本人志

意見を求められた松本は「結局は一にも二にもワクチンですよ。これだけ遅れてしまったので、一時“アフターコロナ”と言ってましたけど、そんなもんは夢のまた夢。僕は“アフターオリンピック”が本当に心配で」と胸の内を明かし、「オリンピック終わった後、われわれはたぶん何カ月もワクチンなしで……」「俺、コロナなるんちゃうかなと思って。正直思いますね。ならない確率低いでしょ」とワクチンが行き渡らないことへの不安を口にした。

その後、ワイドナティーンとして出演したタレント・青木花が、ゴルデンウィークの予定について聞かれると、「友達と東京の方に遊びに行こうかなと思ってたんですけど……」と緊急事態宣言を受けて断念したことを報告する場面も。

これに松本は「小池さんに言われたからね。(東京に)来るなって」とエッセンシャルワーカーや出勤が必要な人以外に向けて発信されたメッセージに触れ、IOC・バッハ会長が5月に来日予定であることを「バッハさんに言ったらいいのにね……」と皮肉たっぷり。「ごめんね、君のコメントを全部取って」と謝りながら、「うっとうしいベテランでしょ」と自虐で笑いを誘った。

「『オリンピックは別腹』みたいな考え方やめてほしいなって、僕は思ってますけどね」と本音も吐露した松本。「みんな今ひとつ足並みが揃わないのは、オリンピックをやりたいがためにケツを叩かれているような気がして」と語り、「そこが引っかかってモヤモヤしてるんやと思うんですよね」と推測していた。