ブイヨンとコンソメ。どちらも料理番組やレシピ本でよく目にしますが、2つの違いを理解できているでしょうか。違いをはっきりと知らなければ、いざ料理にとりかかろうとした際に困ってしまう事態に陥りかねません。

本記事でしっかりと理解して、料理に活かしましょう。

  • 色んな料理をグループで食べているところ

    ブイヨンとコンソメの違いを知りましょう

ブイヨンとコンソメの違い

【ブイヨン】

ブイヨンとは牛肉や牛骨などに香辛料や香味野菜を加え、じっくり煮込んでうまみを抽出したものです。日本では「だし」にあたります。ブイヨン自体はフランス語で、英語ではストックと呼ばれています。

【コンソメ】

コンソメはブイヨンに肉や野菜などの具材を入れて煮込み、こしたものに味付けをして仕上げた澄んだスープです。日本ではこのスープを固形や顆粒状にした調味料としてのコンソメの方がなじみ深いのではないでしょうか。

材料

ブイヨンとコンソメの材料を紹介します。

まず、ブイヨンです。用途や好みによって変わりますが、一般的にはこのような材料が使われます。

<ブイヨンの材料>

  • 牛肉や牛骨、鶏ガラなど
  • 香味野菜(玉葱やセロリなど)
  • スパイス(ローリエやタイムなど)

一方のコンソメは、ブイヨンに牛肉や野菜、卵白などを加えて作ります。この卵白がアクや臭みを包み込み、透き通ったスープに仕上げてくれます。

<コンソメの材料>

  • 牛肉
  • 野菜(玉葱や人参、セロリなど)
  • 卵白
  • ブイヨン

作り方

まず、ブイヨンの作り方をみていきましょう。

【ブイヨン】

寸胴鍋に牛肉や牛骨、香味野菜、香辛料などを入れ、食材にかぶる程度の水を加えたら火にかけます。弱火でアクを取りながら3~4時間ほど煮込んだら、スープをこして完成です。じっくり煮込むことで、うまみがしっかり引き出されます。

次にコンソメの作り方をみていきましょう。

【コンソメ】

コンソメは、じっくり煮込んで完成したブイヨンに肉や野菜、卵白、調味料などを加えて味を付け、さらに煮込んでからこして完成させます。このとき、牛肉を入れれば「ビーフコンソメ」に、鶏肉を入れれば「チキンコンソメ」になります。

ブイヨンとコンソメを使う調理法

ブイヨンとコンソメは作り方も風味も異なるため、それぞれに合う調理法があります。おすすめの調理法を紹介しますので、普段の料理にも取り入れてみましょう。

ブイヨンを使う調理法

ブイヨンは、肉と野菜を煮込んで作る「だし」にあたる存在です。和食でだしを使うように、煮込み料理やピラフなど、料理のベースとして活用できます。

<調理例>

  • 煮込み料理全般(カレー、シチュー、ロールキャベツ、ポトフ、ビーフシチュー、ハヤシライスなど)
  • スープ
  • リゾットやパエリア、ピラフ

コンソメを使う調理法

コンソメは本来、ブイヨンをベースに作ったスープです。調理には、固形や顆粒状にした調味料としてのコンソメが用いられます。

<調理例>

  • スープ全般
  • 調味料の代わりとして、ハンバーグやパスタなど
  • 色んな肉が陳列してある

    ブイヨンとコンソメには野菜が用いられています

ブイヨンとコンソメの種類

ブイヨンとコンソメは、さまざまな形状で販売されています。よく作る料理や使い勝手のよさ、収納のしやすさなどで使い分けましょう。

ここでは、主な3種類「固形タイプ」「顆粒タイプ」「粉末タイプ」の特徴や使い方を紹介します。

固形タイプ

キューブ状に固められたものです。使い切りやすい分量が固形になっているので、計量の手間が省けます。個包装されているため、酸化による劣化も防げます。ただ、炒め物など少量使いたいときは、崩して使う必要があります。

顆粒タイプ

サラサラしていて量の調整がしやすく、スープにも溶けやすいという特徴があります。粉末タイプに近いですが、粉末より水分に溶けやすく使いやすいです。

粉末タイプ

顆粒よりさらに細かな粉状です。炒め物などにさっと振りかけたいときに便利です。ただ顆粒タイプや粉末タイプは小分けパックされていない商品も多く、開封と同時に劣化が進む可能性も。湿気の少ない場所など、保管場所に注意しましょう。

ブイヨンとコンソメの代用法

ブイヨンとコンソメは、実は身近な食材で代用することができます。「使いたいのに家にない」というときに、この方法を知っていれば便利です。

以下のような調味料や食材で代用しましょう。

<ブイヨンの代用となる食材>

野菜くずやベーコン

ブイヨンは、肉や野菜のうまみが詰まっただしです。冷蔵室にある半端な野菜や、調理の際に出る切れ端や皮からもとることができます。

<コンソメの代用となる食材>

鶏ガラスープの素

和風だしの素

風味は異なりますが、料理の味付けのベースとして使えます。ただし、鶏ガラスープは中華調味料のため、にんにくの風味が強い場合があります。一方和風だしは、かつおや昆布などがベースとなるため、肉を煮込んで作る本来のコンソメに比べればあっさりと仕上がります。


ブイヨンはスープメニューの味の決め手となりますし、コンソメは万能調味料として多くの料理に合わせられます。もしブイヨンやコンソメがなくても、代用となる食材を使えばOK! 自分好みのブイヨンとコンソメを活用して、「おいしいおうち時間」を満喫してくださいね。