やんちゃで落ち着きがない……そんな我が子の子育てに悩んでいるみなさんへ。月野まるさん(@maru_tsukino)がインスタグラムに投稿した育児漫画をご紹介します。どんなに大変な育児も、いつか「そうでもなかった」と言える時が来るようです。

あの頃は子育て大変だったことは確かだけど、今思うとそうでもなかった気がしてしまう。
時間が経つと人は忘れるんだな…
確か私の母も結婚式の時に司会の人に
「どんな娘さんでしたか」と聞かれ
「手がかからなかった」と答えてました。
私は結構子どもの頃手を焼かせていた記憶があるのだけど!?(細かいことは全然憶えてない)と思ったけど、母も大変さを忘れているのかもしれない。 というかあの頃は次男が大人になっても、このまま落ち着きのない人だったらどうしようと心配したけど、心配無用でしたね。小さい頃、長男はわりと言い聞かせれば話が通じたけど次男は宇宙人でしたから…
(@maru_tsukinoより引用)

昔の自分を「なにそれ! やべぇヤツじゃん」と他人事のように言う息子さん。みんなこうやっていたずらしたり怒られたりしながら成長したはずなのですが、当の本人は大きくなると忘れてしまうのですね。昔話で盛り上がる親子のやり取りに、なんだかほっこりします。

コメント欄を見ると同じような子を持つ親は多いようで、「いつか落ち着くんですね。安心しました」「落ち着きが無さ過ぎて将来がとても心配でしたが、この投稿を見て大丈夫そうな気がしてきました」「希望が持てました笑」「早く笑い話に、したいでーす」と、みなさん希望をもらった様子。また、育児を乗り越えた先輩ママからは、「今思うとそうでもなかった気がしてしまう…激しく同意です」「その時は本当に早く大きくなって欲しいと思っていたけど、今となっては幸せな日々でしたね」と共感の声が寄せられていました。

こうした大変な時期も乗り越えて、2人の息子さんをここまで育てられてきた月野まるさんに、子育てについてお話をうかがいました。

子育てを振り返って

―― 何才頃から息子さんは落ち着いたのですか?

月野まるさん:小学校までは落ち着きがなかったと思います。少年野球のチームでもいつも砂いじりなどして、じっとしていられなくて怒られていました。中学校に入り、厳しい先生が学年主任だったのでそこから急におとなしくなりました。

―― 月野さんから見て、現在の息子さんはどんな方ですか?

月野まるさん:さすがに18才なんで当たり前なんですが、あの頃の落ち着きのなさが嘘のようです(笑) あんなに座っていられなくて大変だった外食も、今では座って会話ができる! 素晴らしい! やっと人間になった! という感じでしょうか……今でも家でじっとしていることはあまりなく、社交的でアクティブな次男です。(基本的な性格は変わっていません)

―― 子育てを振り返って、「大変だった」と「楽しかった」どちらが大きいと感じますか?

月野まるさん:そう聞かれると大変だったことも楽しかったことも交互に浮かんできます。でも大変だったことも今では笑い話になっているので、結果としては「楽しかった」が大きいのかもしれません。

―― 2人の息子さんを育てる上で、月野さんが大切にしていたことがあれば教えてください。

月野まるさん:私自身両親には自由に育ててもらったので、やりたいことを自由にさせてあげたいと思いました。先入観や枠にとらわれず、柔軟な考えをもって生きてもらいたいなと。物事をひとつの視点で決め付けないで、いろんな角度から見てほしいです! それだけで世界は広がるし、生きやすくなると私は思います。机の上のお勉強ができなくても発想を豊かに、どんな状況でも楽しむ力、ポジティブに生きる力を大切にして欲しいです。

―― コメント欄には現在育児真っ最中の方からも多くの声が寄せられていました。そういった方々に向けて、メッセージをお願いできますでしょうか。

月野まるさん:みなさんの同じような体験談を聞いて懐かしく思いました。時間が経つと大変だった記憶はなぜか楽しかった記憶に変わるんです! 今、大変な思いをして子育てしている方々に、このことを知ってもらえたら気が楽になるのになぁなんて思います。小さい頃大変だったことをメモや写真でとっておいて、大きくなってから子どもに見せて一緒に笑って楽しめる時が来るのを待つのもいいですね。子育て楽しんだ者勝ちです!

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「次男がおちゃらけた衝撃写真を何枚か切り札に持っているので、これぞという時に出そうと思っています(笑)」とも話してくれた月野さん。これからも親子の昔話トークが盛り上がりそうですね。