JR九州は20日、肥薩線沿線応援企画第2弾として、鹿児島本線の熊本駅から鳥栖駅まで運転される「SL人吉」に関して、運行初日となる5月1日に実施予定の出発式と歓迎セレモニー、沿線での「おもてなし」の内容を発表した。
出発式は5月1日10時25分頃から熊本駅6番のりばにて開催。同駅10時50分発、鳥栖行の「SL人吉」に対し、駅長と「くまモン」が合図を送る。鳥栖駅での歓迎セレモニーは13時頃から開催され、「SL人吉」の13時24分到着に合わせ、サガンティーナ(サガン鳥栖応援ガールズユニット)などによる出迎えを行うほか、記念品も贈呈される予定となっている。
沿線での「おもてなし」として、玉名駅で荒尾玉名地域沿線自治体による歓迎とホームでの特産品販売(上りのみ)、大牟田駅のホームにて横断幕と手旗による歓迎と「ジャー坊」(ゆるキャラ)、大牟田市観光おもてなし課による歓迎(下りのみ)、久留米駅のホームにて横断幕と手旗による歓迎を予定している。
「SL人吉」の列車内では、これまでの車内販売商品に加え、今回の運行に合わせて新たに導入した肥薩線沿線の特産品(「人吉・球磨 風水・祈りの浄化町クッキー」890円、「みそ煎餅」580円、「鮎の甘露煮」600円)を販売。鳥栖市の「中央軒」が鳥栖駅社員と企画・制作したオリジナルの弁当「鳥栖SL弁当」(800円)も限定販売される。
その他、車内で配布する記念乗車証に押すことができる「肥薩線沿線応援企画」特別バージョンの車内スタンプを用意。車内販売で取り扱う肥薩線沿線の特産品には客室乗務員がデザインしたオリジナルシールを貼り付け、応援企画を盛り上げる。