なんとも言えない独特なルックスが魅力的な魚・マンボウ。その生態はまだまだ謎に包まれている部分も多いそうで、真偽のほどは定かではないもののネット上では“最弱伝説”などさまざまな噂がささやかれています。

そんな中、東京海洋大学にてマンボウの研究をしているというマンボウ研究員ヨシモラさん(@yoshimola)のツイートが大きな反響を呼んでいました。

#これ意外と知られていないんですけど
マンボウといえばたらこ唇だが、これは飼育されている個体だけに見られる特徴。
水槽の壁で擦ることでくちびるが腫れ、たらこ唇になる。
実は野生のマンボウはたらこ唇ではない。
(@yoshimolaより引用)

そのユニークなフォルムや表情からキャラクター化されることも多いマンボウですが、言われてみればそれらのキャラクターはたしかにたらこ唇のイメージがありますね。

このツイートに対しても、「知らなかった」「今年最大級のへぇ!」といった驚きの声が多数寄せられていました。

一方で、「なんだか痛そうですね……」というリプライもちらほら。水族館においては水槽内にフィルムを張るなどの工夫を施してはいるようですが、傷がつくのを完全に防ぐことは非常に難しいそうです。

投稿者のヨシモラさんにお話を伺ったところ、「今回のツイートに対する反響の大きさから、いかにマンボウが人々から愛されているかを実感しています。この奇妙でかわいくてちょっと不気味な魚とそれを取り巻く人々を、これからもどんどん探究していきたいです」とのこと。

「わたしが思うマンボウの魅力は、その外見・生態のインパクトの強さです。そしてそれゆえに様々な人がマンボウを面白がったり、かわいいと思ったり不気味だと思ったり、都市伝説が生まれたり。マンボウを取り巻く人々の多種多様な反応もとても魅力的なものだと思っています(ヨシモラさん談)」。

今後、水族館でマンボウを見かけた際には、口元をはじめ他のパーツにもあらためて注目してみるとまだまだ新しい発見があるかもしれませんね。