JR北海道は、3月31日に函館本線小沢~銀山間で発生した斜面崩壊に伴う復旧工事の状況について説明した。同区間を含む倶知安~然別間で列車の運転を見合わせており、4月中旬まで運転見合わせが続くとの見通しを示した。
JR北海道の説明によれば、3月31日11時25分頃、小沢~銀山間で斜面の点検を行っていた社員が線路脇の斜面の崩れている箇所を発見。その後、詳細に調査したところ、幅約20m、斜面長約25mにわたり、斜面が崩壊していることを確認したという。雪解け水の影響で斜面が不安定になったことが原因とみられる。
4月2日から復旧作業に着手したが、斜面の高い位置にある雪解け水を含んだ土砂を除去する作業に時間を要している。これを受けて、JR北海道は作業着手から少なくとも2週間は運転見合わせが必要との見方を示した。運転見合わせ区間ではバスによる代行輸送を行っており、運転再開時期については決まり次第、改めて発表するとしている。