女優の広瀬すずとアイドルグループ・嵐の櫻井翔が、8日に放送される日本テレビ系バラエティ番組『THE突破ファイル 2時間スペシャル』(19:00~20:54)の再現ドラマに出演する。

  • (左から)岡部大、広瀬すず、兼近大樹、松陰寺太勇=日本テレビ提供

2人は、W主演するドラマ『ネメシス』と同じキャラクターで登場。謎が多い連続不審火事件の真相に迫る。

ある日の朝、アパートの前のゴミ捨て場から大きな炎が上がる事件が発生。この地区では3か月ほど前から10件以上の不審火事件が起きていて、警察は放火魔による連続放火事件と見て捜査を続けていた。アパートの大家の証言からグレーのパーカーを着た怪しげな男の存在を知った突破交番の面々は、早速聞き込みを開始。すると、「探偵事務所ネメシス」の探偵・風真尚希(櫻井)が、ここ数日近辺をウロウロしていたことが分かる。

岡部巡査(岡部大)たちは不審な行動をしていた風真の事務所に行き、彼から話を聞くことに。放火の疑いをかけられ困惑する風真は容疑を否定。近所の人たちに姿を見られていたのは、最近事務所の名前を変えたため、挨拶代わりに名刺を持って営業に回っていたからだと説明する。

事務所にいた風真の助手・美神アンナ(広瀬)は、出火の原因が気になるが、現場には犯行につながるものは何も残っていない。鑑識結果でも、燃えたのは病院の診察券やポイントカードなどの紙類と少量のプラスチックで、袋の中から発火性の液体などは検出されなかった。

そんな中、また新たな不審火が。今度は家の中のタンスから出火したという。タンスには銀行の通帳や診察券ぐらいしか入っていなかったようで、誰かが侵入した形跡はない。その家に風真の名刺があったことからまた疑われてしまうが、たまたま挨拶で回った家だったことが判明。その後、突破西署で別件逮捕された男が連続不審火事件の犯行を自白したため、これで一件落着と思いきや…、アパート前のゴミ捨て場と家の中のタンスからの出火に関しては何も知らないという。

突破交番の面々は捜査が振り出しに戻り落胆するが、2件の出火現場の写真を見ていたアンナが何かに気付いた様子。それぞれの写真には、同じように“あるモノ”が写っていた。それがゴミ袋の中身やタンスの中に入っていたものに大きな影響を与えて偶発的に火がついてしまったのだが、果たしてその意外な正体とは…。

広瀬演じる天才すぎる助手と、櫻井扮するポンコツ探偵が連続不審火事件を解決していく様が見どころだ。

再現ドラマ収録後、レギュラー出演者たちと共演した感想を聞かれた広瀬は「皆さん体の動きの表現が豊かすぎて。どう動いていいのか分からなくなってしまったんです。途中で松陰寺さんに釣られて私も頭がいっぱい動いちゃいました(笑)。すごく元気をもらいました」と、強烈な個性を放つ面々との芝居を楽しんだ様子。

また“最近突破したこと”として「ゲームにハマっている」という広瀬は「眠くなるのを超えて、一瞬眠気が覚めてしまうくらいゲームに熱中しています」と、自ら限界突破したエピソードを披露した。

今回のコラボは「突破交番」でおなじみの兼近大樹、岡部大、松陰寺太勇にとっても刺激的だったそう。兼近と岡部は「緊張しました」と率直な感想を。松陰寺は「普段は絶対ないんですけど、この現場に来るロケバスの中で、3人共めちゃくちゃ台本を読み込んでいましたね(笑)」と、いつもとは違う気持ちで撮影に臨んだことを明かした。

広瀬と共演したことで“俳優”としての欲が出てきたのか、岡部は「今回は『突破ファイル』の中に『ネメシス』さんが入っていただくという形じゃないですか。もし、あれだったら…奥の方に駐在しているみたいな、ちょっと映り込む感じでいいので…(『ネメシス』に自分たちが出演できないか?)」と、恐縮しながら再共演を希望。

それを聞いた広瀬は、笑みを浮かべながらドラマのプロデューサーを見て確認していた。