困った人を見たら、手を差し伸べずにはいられない……。そんな人も多いと思うのですが、その気持ちが裏目に出てしまうこともあるようです。人助けをする際の心得について書かれたツイートが話題となっています。

それが、こちらの中村剛さん(@take___five)の投稿です。

  • ※画像はイメージ

人助けをする場合は、「人は、全く手を差し伸べない人よりも、差し伸べた手が不十分である人に対して怒りを向ける」ということはよくよく覚悟しないといけない。
(@take___fiveより引用)

なかなか奥が深いツイートですね。ツイ主の中村剛さんにお話を伺ったところ、中村さんは弁護士をされており、知り合いからの相談に対してや、弁護士有志による活動の中で、無料で相談を受けることがあるそうです。しかし、無料だからといって必ずしも感謝されるとは限らず、むしろ意に沿わない回答によりクレームを言われてしまったり、よかれと思って安く受けた仕事で相手の期待値が高くなりクレームに発展することもあるのだとか。そうした経験から、今回このようなツイートを投稿されたそうです。

リプライには、「後輩にちょっとした注意をしたら『そんな事言うなら、最初から優しくしないでほしかった』って言われた」「電車に乗り込むなり転んだお婆さんに『大丈夫ですかっ』って駆け寄ったら、『大丈夫じゃない!!』ってブチ切れられた」などなど、まさに”人助けをした結果、怒りを向けられた”という悲しいエピソードが寄せられました。

こうした体験談や、中村さんの投稿に「やるせないです」「理不尽な世の中ですよね」といった声が続々と。また、「だから『お客様のなかにお医者様はいませんか』に反応する人が減る……」「これがあるから、安易に見ず知らずの人を助けようと思わないんだよね……」「薄情かもしれないけれど、それならば何もせずそっとしとこうと思ってしまいました」という意見も目立ちました。多くの人からこのような声があがったことを受けて、中村さんは、「人助けをすべきではない」という趣旨でつぶやいたのではないと、次のように補足されています。

ただ、「だから人助けなんてするな」という話ではなく、「人助けをするならそれなりの覚悟をもってやらなければならない」ということ。軽い気持ちでやると、予想外の反応にお互いが嫌な思いをしてしまうから。だから、人助けは「広く浅く」よりも「狭く深く」の方がいいと思う。
(@take___fiveより引用)

最後に、今回の投稿が大きな反響を呼んでいることについて感想をうかがったところ、「同じような経験をされた方は多くいらっしゃるんだなと感じました」と中村さん。「自分が支援を受けた場合も、自分が不満に思っても感謝することを忘れてはいけないと思いました」と話していました。