不思議なもので、学生時代は「もう勉強なんてしたくない」と思っていた人でも、社会に出てから逆に「勉強したい」気持ちが強くなることがあります。でも、今さら勉強なんて……と諦めてしまっている人へ。外資系ポンコツさん(@gaishiponkoz)が投稿したこちらのツイートをご紹介します。

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高校のとき、生物を教えていたとある先生(50才くらい)が、「みなさん、大学合格おめでとうございます。実は私も今年で学校を辞めまして、生物の博士課程に進学することにしました。頭の良い皆さんからしたら大したことない大学ですが、何歳から大学行ってもいいんだとそれだけ覚えといてください」
て言って去っていったけど、改めて思い返してもかなり格好よかったな?
(@gaishiponkozより引用)

50歳からの挑戦、すごいですね。この投稿に、「本当の大人のかっこいいって、こういうことだね」「素晴らしい先生だと思います」「何歳になっても学ぶ事を諦めない人はかっこいいですね……!」など、先生を称えるコメントが続々と。

また、「何かを始めるのに遅いも早いもないのかな」「学びに年は関係無いんですね」といった声も多数寄せられ、中には、「私も65才ですが、ある国家試験の勉強をしようかどうか迷ってましたが、やってみようかと思い出しました。ありがとうございます」と、先生の言葉に背中を押された人もいました。

家庭の事情で進学を諦めた人もいれば、「みんなが大学に行くから」「親に言われたから」進学する人もいるでしょう。もちろん、現役合格で進学するのは立派なことです。しかし、一度社会に出てみれば、新たな分野との出会いがあるかもしれませんし、本当に学びたいことが見つかるかもしれません。それぞれがそれぞれのタイミングで大学に行く……そういう選択が出来ることもまた、立派ですよね。リプライにも、大学とは「元来、そういう場所」「自分で稼いでから大学や大学院に行くのは、何らおかしくない自然な流れ」「ある意味、本来の大学への入り方でしょう」といったコメントが並びました。

ツイ主の外資系ポンコツさんにお話を伺ったところ、この思い出話は、10年ほど前の出来事とのこと。先生が今どうしていらっしゃるのかは分からないとのことでしたが、きっと、大学を卒業されてからも、大好きな勉学を自分なりに楽しんでいるのではないでしょうか。

最後に、今回の投稿が話題となっていることについて聞くと、「年齢を重ねながら、改めて学びたいという思いを持っている方が予想以上に多く、驚きました。いまは人生100年時代、例えば50歳で学び直してもあと50年あるわけですし、私もいつまでも向学心を持って歳を重ねたいと思いました」と話していました。

「何歳になっても人間は学ぶことができる」ということを改めて考えさせてもらえる、とっても素敵な先生との思い出話でしたね。