ロックバンド・ORANGE RANGEが、KDDI総合研究所による「新音楽試聴体験 音のVR」とコラボレーションし、自身の楽曲「以心電信」「KONOHOSHI」を収録。17日から「音のVR」アプリより配信し、「au XR Door」「auスマートパスプレミアム マルチアングルビデオ」の配信も開始する。

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ORANGE RANGEとKDDIは、2004年11月から放送されたau「着うたフル」CMで「以心電信」が採用されて以来、16年ぶりのコラボが実現。2004年のCMを撮影した川崎クラブチッタで収録が行われ、昨年4月リリースの「KONOHOSHI」は、昨年2月以降ライブを行ってこなかったORANGE RANGEにとって今回が初のパフォーマンスとなった。

本コンテンツは、KDDIのコンセプトショップ「GINZA 456 Created by KDDI」の地下1階イベントフロアをVR空間上に表現。その壁面にORANGE RANGEメンバーが現れ、一人一人のパフォーマンスを楽しむことができる。

「au XR Door」は、スマホから見た現実の風景にドアが映し出され、それを開くとVR空間へと旅することができるアプリ。一方の「マルチアングルビデオ」は、「音のVR」のために撮り下ろした2D映像とステレオ音源をもとに構成され、普段ではなかなか見ることのできない視点で演奏を体感できる。

■ORANGE RANGEのコメント

――KDDIと16年ぶりに一緒に取り組むことについて

HIROKI:嬉しいです。16年前に出演した時からauの携帯を使っていて、その後からずっとauなんです。待っていたんですよ、この話を。またお話が来るんじゃないかと16年間過ごしていました(笑)。

RYO:お互いが頑張って時を刻んできたからできたことなので、嬉しかったです。こういう経験ができる人も少ないと思うので、続けてきてよかったと思います。

――「音の VR」の収録の感想

HIROKI:昨年はずっとライブができない時間を過ごしていたので、人前で歌う状況も久しぶりでしたし、今回のプロジェクトは“音”が重要になるので、めちゃくちゃ緊張しました。

YAMATO:今までに感じたことのない緊張感で、20年間やってきた中で初めての感覚でした。この先の活動につながる、いい経験になりました。

――「音の VR」についての印象

RYO:鳥肌が立ちました。時代がここまでやってきたのかと驚きです。音楽の作り手としては、全体のバランスも楽しんでほしいという思いはありますが、聞き手からすると自分の好きなバランスで聞けることはいいと思います。目と耳同時に楽しめる新感覚にびっくりしました。

NAOTO:楽しかったです。楽器をやっている人にとっては、それぞれどんな音か気になると思いますし、ボーカルが観たい方は、一人を大きくズームできるので面白いと思いました。

――「au XR Door」の印象

NAOTO:ちょうど沖縄の映像を見せてもらいましたが、その日に沖縄から東京に来たので、さっきまでいた場所だ、と思うくらいリアルで楽しめました。

YOH:行ったことのない場所に行った気分になれたので、今の時代だからできることだなと思いました。とても再現度が高くすごかったです。

――16年前のauTVCM 撮影時の思い出

RYO:お客さんがいない撮影をしたことがなかったので、どのくらい動いていいのか、どのくらいライブ感を出せばいいのか分からなかったのを覚えています。映像を見返したら顔が硬くて、考えながら、探りながらやっていたんだなと思いました。

YOH:うっすらですが、このステージからの景色は覚えています。懐かしいですし、やっぱりみんな若いですね。

――ORANGE RANGEとして音楽の伝え方で変化したこと・変わらないこと

HIROKI:届け方や伝わり方は進化しても、自分たちがやることは一つで、楽しく歌ってそれを伝えていきたいと思っているので、基本的にスタンスは変わっていないです。

YAMATO:純粋に楽しむことを優先してきたバンドなので、技術面とか大切な部分もたくさんありますが、楽しみ続けることは今後も変わらないと思います。

――今後の活動について

メンバー一同:ライブで音楽を届けることが出来なかった分、今年は感謝の気持ちを倍返しできるように、ライブを中心に精力的に活動していきたいと思っています。まさか 20 年も続けられるとは思わなかったですが、これからも自分たちのテンポで、元気に楽しく続けていけたらいいなと思います。