
今回は、相田ケンスケの声を演じた声優・岩永哲哉さんと、「特務機関NERV防災アプリ」を提供しているゲヒルン株式会社 代表取締役の石森大貴さんの対談をお届け。ここでは、2021年公開の映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(以下:シン・エヴァ)について語り合いました。
(左から)石森大貴さん、岩永哲哉さん
◆「よく頑張ったな! ケンスケ」
岩永:『シン・エヴァ』を観た感想はいかがでした?
石森:実は先日、中学校の同窓会があったんですよ。20年ぶりぐらいに中学時代の友達に会って。すごく楽しかったんですけど、『シン・エヴァンゲリオン』で、中学時代の友達が支えてくれるストーリーがあるじゃないですか。ケンスケと(鈴原)トウジの2人が、大人になっても変わらず(碇)シンジくんを支えてくれているっていうところ、あれを自分もちょっと体験しました。
岩永:そうだったんですね。私は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は出番があって、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』はなかったんですよ。だから、『シン・エヴァ』は『:破』以来12年ぶりの出演だったので……“空白の14年”も長いですけれど、私の12年も長くて。
実は『:Q』が劇場公開された後に、スタッフさんから「今後のこともあるので、一応『:Q』を観ておいてほしい」というご連絡をいただいたんです。でも、もしかしたら、気が変わって出番ナシになるかもしれないじゃないですか。それに、『:Q』の14年後の世界線を「ケンスケとして知っていていいのか?」って思ったんですよ。なので、そのときはちょっと意地を張って観ていなくて。でも、うわさでは入ってくるんですよ。「なんか(展開が)斜め向こうのほうに行ったぞ」みたいな(笑)。
結局『:Q』を観たのは「『シン・エヴァ』の出番があります」と決まってからなので、公開の2~3年前ですね。だから「AAAヴンダー!?」「WILLE(ヴィレ)!?」みたいな(笑)。
石森:(笑)。
岩永:それで、『シン・エヴァ』の台本を読んで、最初に思ったのが「ケンスケのセリフが多い」っていう(笑)。いつもワンポイントでいいキャラだったのが、「なんでこんなに!?」って思うくらい多くて(笑)。
でも、読んでいくうちに、ケンスケが周りを支える縁の下の力持ちで碇のことを見守り、委員長(鈴原 ヒカリ)とかアスカ(式波・アスカ・ラングレー)のことも含めて、みんなを支える役だったので……もう嬉しかったですね。「死んでしまったかな」と思っていたケンスケが生きて周りを支えていて、「よく頑張ったな! ケンスケ」「いい大人になったな。結構かっこいいじゃん!」っていうふうに思って、本当にうれしかったです。