今年も新生活に向けて準備を始める時期になりました。3月~4月にかけて引っ越す方も多い季節。物件が決まり、いざ引っ越しとなった時、実際何をすればいいのか、何から手をつけていいのか悩んだ経験はありませんか? そこで不動産情報のプロ、アットホームの三留香澄さんに引っ越し前後で最低限準備すべきことを聞いてみました。

  • 引っ越し前後で最低限やることチェックシート(タップで拡大)

■引っ越し前に最低限すべきこと、注意すべきこととは?

引っ越し1カ月前から準備すべきこと

(1)速やかに大家さんに退居の連絡。退居日が確定していなくてもおおよその日付を伝え、退去届を記入し提出
(2)引っ越し業者に見積もりの依頼
(3)粗大ゴミの申し込み
(4)インターネット・固定電話・電話回線の移転・移設の申し込み

退居の連絡は、契約によっては2~3カ月前に報告と契約書に記載されていることもあるので、賃貸借契約書は確認をしておきましょう。また、粗大ゴミに関しても3~4月の引っ越しシーズンは申し込みが混み合うため、日付が間に合わずリサイクル業者を呼び思わぬ出費になる可能性も……。前もって自治体に申し込むことがオススメです。

引っ越し2週間前、遅くても1週間前から準備すべきこと

(1)電気・ガス・水道などライフラインの手続き
(2)現住所の役場で住民票の異動手続き

電気・ガス・水道等の手続きは不動産会社がやってくれるものではありません。電話やオンラインでの手続きが可能ですし、ライフラインをまとめて手続きができるサイトもあるので忘れずに自分で手続きを行いましょう。

ガスに関しては開栓などで立ち合いが必要なため、引っ越しシーズンはギリギリだと混み合う可能性があります。早めに申し込んでおくのがオススメです。

■そもそも引っ越しはいつ頃から準備すべき?

引っ越ししたい時期の1カ月前には契約をするのが基本と言われています。そのため物件探し、内見の時間を含めるとおよそ2カ月前から準備を始めた方が良いでしょう。

気に入った物件にまだ人が住んでいたり、前の居住者が退居したばかりだとクリーニングなどで時間を要する場合もあるので、特に次に住む家をこだわりたい方は2カ月よりも前に物件を探し始め、住み始めるまでどのくらい時間がかかるかを確認すると良いでしょう。内見で次の住まいの候補になる物件では採寸も行いましょう。

内見で採寸すべき箇所

(1)入口
(2)大物家電・家具が入る場所
(3)窓
(4)ワンルームの場合は部屋全体

特に冷蔵庫、洗濯機、ベッドをおく予定の場所をマストで測り、カーテンの準備のために窓の採寸も忘れずに行いましょう。せっかく買った洗濯機が玄関に入らないというケースも……。新しく買うとなると時間がかかることもあるので入口もしっかりと採寸を。

もしメジャーなどを忘れてしまった場合には「一人暮らし用の洗濯機なら大丈夫ですか?」などと聞くと不動産会社の方が答えてくれる場合もあります。併せて、照明やコンロがない物件もあるので、内見の際にチェックしておくのがオススメです。

  • 引っ越し後にはまず何をすればいい?

■引っ越し後に最低限すべきこと、注意すべきこととは?

引っ越し後にすべきこと

(1)転入届の提出
(2)運転免許証の住所変更
(3)郵便の転送
(4)クレジットカードや銀行などの住所変更
(5)車庫証明の住所変更
(6)ECサイト(ショッピングサイト)の住所変更

転居届を役場に提出した際に住民票をもらいましょう。住民票があれば残りの手続きをまとめてほぼ終わらせることができます。引っ越し前の住所に届いてしまう郵便物のために転送の手続きが便利です。1年は無料で転送してもらえるサービスなので、郵便局窓口かポスト投函、もしくはインターネットで申し込みがオススメです。

また、意外と忘れがちなのがECサイトの住所変更。引っ越し後すぐ欲しいものを頼んだのに前の住所に届いてしまうケースもあるので、注文前に必ず変更しておきましょう。

■引っ越しにあたり知っておくと便利なこととは?

引っ越しに役に立つ豆知識4選

(1)引っ越し当日、近々に使う日用品などは自分で持っていく

コップや雑巾、ゴミ袋、トイレットペーパーは引っ越し当日から使うものなので自分で新居に持っていくのがオススメです。

(2)引っ越し当日に寝具やカーテンが届くように

遠い場所への引っ越しになると荷物が届くのが翌日以降になることも。寝具が届くのに時間がかかり寒くて眠れなくなってしまったケースもあるようです。

また女性の方が特に気をつけたいのがカーテン。夜になると家の中が丸見えになってしまわないよう、セキュリティ・プライバシーを守るためにも当日には新居にあるように準備をしましょう。

(3)引っ越し前に賃貸借契約書をみて備え付けのものを確認

中にはコンロや照明が備え付けられてない物件もあります。引っ越し当日から快適に過ごせるよう、必要なものが揃っているか確認をしておきましょう。

(4)コロナ禍の物件選びで面会を最小限にしたい場合はオンラインでできる不動産会社も

手続きや契約をオンラインで行える不動産会社も増えているそうです。中にはライブコマースやVRで内見ができるところもあり、お家にいながら内見ができることもあります。

■最後に

引っ越しは何かとハプニングが起こりがち。心にゆとりを持って引っ越しをするために、最低限やるべきポイントを抑えて準備をしてみては?

取材協力 : 三留香澄(みとめ かすみ)

アットホーム株式会社 マーケティングコミュニケーション部 広報グループ
アットホームに入社後、不動産会社さまに対し課題解決ソリューションなどを提案する営業職を経て、広報にて加盟店向け会報誌「athome TIME」の編集を担当。現在は、広報・PR業務、アンケート調査業務に携わる。