TBS系列で放送されている昼の情報番組『ゴゴスマ-GO GO!Smile!-』(毎週月~金曜13:55~ ※一部地域を除く)が、15日より大阪・MBSでも放送される。MCを務める石井亮次アナウンサーが13日、リモート記者会見に出席し、意気込みを語った。

石井亮次アナウンサー

石井アナは名古屋のCBCの元アナウンサーだが、東大阪市生まれの大阪育ちで、『ゴゴスマ』の地元進出に大喜び。「週に1回2回、僕、関西やねんでっていうのをどこかに潜り込ませながら、関西のみなさんに愛していただけるように頑張ろうと考えています」と話した。

番組以外の普段の生活は関西弁を使っているという石井アナ。関西で放送開始となる15日の冒頭のあいさつで関西弁になりそうだと言うも、「そこはブレーキを踏みながら」と言い、「関東地区にも映っているので、『石井くん変わったよね』ってなったら困る。関西出身の方がボケたときに関西弁で一言ツッコむくらな感じを週1、2くらいで、関西で見てくださっている方に訴えることができれば」と説明した。

関東地区で2時間放送されるようになったのが2015年10月。「その2日後に父親が亡くなって、お葬式に行かずに『ゴゴスマ』をやったら関東の視聴率が史上最低の0.9%だった。だれが霊柩車やねん! って言ったんです。そこから2年後、父親の三回忌の命日に、父親の形見のネクタイをつけて出たら初めて関東で1位になったんです」と当時のエピソードを明かし、「それ以来、父親の形見のネクタイをつけていないんですけど、つける日がやっときました。来週月曜日の大阪1発目でつけていかせていただきたいと思っております。大阪もおとんの形見で」と、父親の力も借りる。

石井アナは就職活動時に2回、MBSを受けて落ちている。2回というのは、就職留年したため。落ちた原因を「毎日放送愛が強すぎたんやと思います。愛が強すぎてひかれた気がします」と分析したうえで、「その毎日放送の電波に自分が乗るというのは、うれしいんですよ。20年越しに夢がかなったという感覚。3月15日の13時55分、オープニングは震えているんじゃないかなって。怖いというのもあるし、うれしいというのもある。やっと両想いになれると思うとうれしいです」と喜ぶ。

『ゴゴスマ』の魅力については「コメンテーターのみなさんが1時間40分新幹線に乗って名古屋のスタジオに来ると、東京より口がゆるみ、すれすれの発言とか、そこまで言うんやという話をされることがある。そのへんが番組のセールスポイント」と説明。「僕個人としては、その話を聞きだす、まとめる、フォローする」とし、CMで使用されていたというキャッチコピーを用いて「批判よりも提案を、嘆きよりもユーモアを、みたいな精神で、マイルドにやっていきたい」と語った。

関西進出でひとつ夢がかなった石井アナ。『ゴゴスマ』での次なる野望を聞かれると、「実は全国ネットではない。未放送の局もあります。1人でも多くの方に1日でも長く見ていただきたいというのがあるんですけど、エリアがマックスまで広がるのが夢です。そして、1日でも長くやりたいということは、多くの方に見ていただかないと番組は続かないので、同じ時間帯でどのエリアでも視聴率1位になるくらいの番組になりたい」と答え、「今43歳なんですけど、70、80歳くらいまでやりたい。少なくとも関西で映りはじめて少なくとも10年はやりたい」と力を込めた。

(C)MBS