8月1日に放送されるフジテレビの特番『サンドと石井と知りすぎた芸人たちの会!』(13:30~15:25 ※関東ローカル)で、古巣のCBC他局バラエティ初司会に挑む石井亮次アナウンサー。

CBCを3月末に退社した後も、情報番組『ゴゴスマ』(CBC・TBS系)の司会を引き続き務めているが、フリーアナウンサーとしての船出は、奇しくもコロナ禍の最中となった。この時、本人はどのような心境だったのか――。

  • 石井亮次アナウンサー

    石井亮次アナウンサー

■ステイホームで新たな鉱脈発見?

もし現在も局アナだったとしたら、来年の3月末にフリーになるという決断は「たぶんできないと思います」という石井アナ。「この先どうなるのか分からない状況なので、怖いですよね。そういう意味では、去年決断しておいて良かったというのはあります」(石井アナ、以下同)と振り返る。

一方で、「『ゴゴスマ』がなかったら、今日までほとんど仕事がない状況だったんです。東京に入ることもままならなかったので、『ゴゴスマ』を続けさせてもらえていて本当に良かったなと思います」と安堵の様子だ。

このコロナ禍で、YouTubeをよく見るようになったそうだが、「中1の娘が『アプリで編集できる』と言うので、2分くらいの動画を作ってみたら、面白いのができたんです。ステイホーム期間で新たな鉱脈が見つけられたなと思いました」と手応えがあったそう。

その内容は、「帽子を斜めにかぶって『はいっ!ということでして~私のモーニングルーティーンです。今から犬を散歩に連れて行くわけですけど…っていうか起きてもう4時間たってる~』っていうレベルです(笑)。(効果)音で笑かすパターンです」とのこと。

これが3歳の姪っ子に大ウケで、「100回くらい見てくれたんです(笑)。『っていうか僕、帽子かぶってる!』っと言うセリフでなぜかウケてました」といい、「だから子供向け動画でいけるんじゃないかと思ったりもしました。そういう意味では、子供向け番組にも出てみたいですね」と感触を得たようだ。

だが、「世に出せるかな…。でも、アナウンサーが世に出せると思ったものって、たぶん面白くないんですよね。その狭間が難しいですね」と、苦悩ものぞかせている。

■面白いと思ってもらえる仕事を優先

各局で番組収録も再開され、今回の番組を皮切りに、フリーとして本格的に始動していくことになるが、「大阪出身で、お笑いが大好きで、よしもとが大好きというのでずっときているので、面白いと思ってもらえるのが自分の中で優先順位1位みたいなところがあるんです。ですから、こういうバラエティ番組はぜひ担当していきたいです」と意欲。

さらに、「(オファーが)来るものは全部やろうと思ってるんです。『これ、僕に向いてないから嫌です』って言うと、チャンスを失いそうで。やってみたらめっちゃ面白いかもしれないじゃないですか。だから、とりあえずやってみてアカンかったらアカンということなので、テレビ・ラジオ以外でも、どんなジャンルの仕事がくるのかすごい楽しみです」と期待を示した。