8日に放送されたフジテレビ系月9ドラマ『監察医 朝顔』(毎週月曜21:00~)内で、東日本大震災後、2011年7月に収録・放送されたエステーのCM「消臭力 夢の共演」篇が10年ぶりに再放送され、反響が寄せられている。

  • ミゲルくん(左)と西川貴教=エステー提供

エステーは、震災後初めて制作した「消臭力」のCM「唄う男の子」に、美しい歌声が印象深い少年・ミゲルくんを起用。その後、西川貴教のツイートがきっかけで、西川とミゲルくんとの初共演となるCMとして制作されたのが「消臭力 夢の共演」篇だ。

今回、東日本大震災をめぐる物語を描く『監察医 朝顔』の中で、震災から10年という節目に、このCMを再放送。SNSでは「めっちゃ懐かしい」「もうあれから10年」「西川さん、筋肉細い」など、当時を懐かしむコメントが寄せられた。

西川は8日の放送前、当時の思いについて、「10年前、悩みながら、迷いながら、それでも誰かの為になりたくて、東北でライブが可能になるまでひたすらツアーをし続けました。辿り着いた福島でのライブは忘れることはありません。想いをひとつに。 #SUJ」とツイートしている。

消臭力CM の「唄う男の子」篇は、被災から日常の生活に戻りたいと願う人々の気持ちを反映し、異国の地から応援するかのように歌い上げる素朴なCMとして、2011年4月22日から放送。CMの評価が高まるにつれ、多くのメディアで取り上げられたほか、動画投稿サイトには900を超えるパロディ作品が投稿されるなど、大きな話題となった。一方で、歌手、俳優、お笑い芸人たちによるこのCMについてのツイートが続き、西川との「夢の共演」篇の制作へとつながった。