原作出版75周年を迎えた「きかんしゃトーマス」シリーズの劇場版最新作『映画 きかんしゃトーマス おいでよ! 未来の発明ショー!』の読み聞かせイベントが8日、都内で開催され、賀来賢人と後藤淳平(ジャルジャル)が出席。2児の父でもある賀来が「いま寝る前は絵本を3つ、読む習慣がある。冒険ものやワクワクしたものが好きみたいです」と子どもとのコミュニケーションについて語った。

  • 後藤淳平(左)と賀来賢人

未来の発明ショーのために、世界中の発明家たちがソドー島に大集合。トーマスがショーを盛り上げようと奮闘する中、思わぬ大騒動が巻き起こる様を描く。賀来が、日本から来た世界最速の超特急・ケンジ役を。後藤が、悪だくみに巻き込まれながらも本当はみんなの役に立ちたいと願う機関車・サニー役を演じている。

賀来は「ケンジというキャラクターは、嫌なところがない。『明るくてポジティブで嫌味のない男を演じてほしい』という指示があった。曇りのないような好青年を意識して演じました」と役作りについて語り、「今まで演じた中で、一番の好青年です」と胸を張っていた。一方の後藤は「サニーは純粋で、周りに流されやすい。頑張ろうと思った結果、迷惑をかけてしまうことがある。まっさらな気持ち、声で演じました」と演じたキャラクターに愛情をにじませていた。

この日は、2人がオンライン招待された親子連れに向けて『映画きかんしゃトーマス』の絵本の読み聞かせを披露することに。賀来、後藤も「緊張します」と固くなりながらも、優しく温かな語り口で子どもたちに物語を届け、子どもたちからも「2人の声がよかったです」「楽しかった」と感想が上がっていた。賀来は「うれしい」と目尻を下げ、「最初は緊張していましたが、読んでいるうちにリズムができて、世界観に入れた。楽しかったです」と喜びつつ、「想像力豊かな時間を作ることができる」と読み聞かせ習慣のメリットを語っていた。

また親子からのQ&Aに答える一幕も。母親からの悩みとして「絵本を読むときに、噛んでしまいます。滑舌をよく読むため気をつけていることは?」との質問が上がると、賀来は「ゆっくり読むといいのかな。焦りすぎちゃうと、どんどん口が回らなくなってしまう。セリフの部分に関しては、本意気でやること。照れずに」、後藤は「噛んでしまうのは別に悪いことではないと思う。すごく感情的に読んでいるフリをしながら、噛んでいる部分をごまかせたら(いい)。気持ちが大事です!」とアドバイスしていた。

『映画 きかんしゃトーマス おいでよ! 未来の発明ショー!』は3月26日より公開。