日本テレビ系列の福島中央テレビでは、19日から21日まで「オンラインLiveシアター」を開催する。

  • 『エンド・オブ・アス―タイムリミットは60分―』の出演者たち=福島中央テレビ提供

これは、「イマーシブシアター」と呼ばれる観客参加型の演劇を、オンラインビデオ通話システム・Zoomを使用することで、劇場ではなく自宅から観劇できるというもの。チャット機能やアンケート機能を使用したり、他のWEBページから情報を得て登場人物にアドバイスしたり、時には音声やビデオをオンにして参加することで、より深い没入感を演出する。

今回のタイトルは、山本陽将氏が脚本・演出を担当する『エンド・オブ・アス―タイムリミットは60分―』。福島中央テレビで働くAD・二階堂由芽が、社内からオンライン同窓会に参加するが、そこでゾンビに噛まれてしまう。「ゾンビに噛まれた人間は、60分後に自分もゾンビになってしまう」という衝撃の事実に由芽が絶望する中、高校時代から交際し、東京にいる蓮実徹は「諦めるな、由芽! 俺がワクチンを持ってそっちに向かってる! それまでそこで持ち応えてくれ……!」と呼びかけ――。

参加者は「由芽のオンライン同窓会に参加した同級生」という設定。観賞だけでなく、物語の中で得られたヒントを登場人物に教えたり、一緒に考えたり、分岐点で選択をしていくことで、登場人物たちを救うことを目指す。

出演は、稲森寿世、聖矢、鈴木文健、江守沙矢。テーマソングは、音速ラインの「世界は回る」。

開催は、19日が20時~、22時30分~。20日が14時~、17時~、20時~。21日が14時~、17時~、20時~の計8回(上映時間:1時間15分程度)。各回100人程度を想定し、チケット価格は1,998円(税別)。

同局では、昨年12月から「新しい、楽しみを作ろう」をコンセプトに、コロナ禍でも家で安全に楽しめる新しいエンタメを月替わりで提供。12月は「オンライン大忘年会」、1月は「オンライン謎解きゲーム」、2月は「ふくしまアートエールプロジェクト」を開催している。