お笑い芸人の東野幸治が10日、自身の公式YouTubeチャンネルで、絵を描く仕事をNGにしていることを明かした。
「【第107回】幻ラジオの大事なお話」と題して公開された動画で東野は、ある映画を観た感想を番組ディレクターに答える形式で語る仕事があったことを話した。その際、良かったと思うシーンを話していたところ、「それをちょっと絵で描いてください」と頼まれたという。
東野は「ピーンときたんですよ。これ、絵を下手なやつを笑うやつやなって」と述べ、「僕もいろいろNGありますよ。親を出さないとか、家族の顔を出さないとか。面倒くさいんですけど実は、絵が自分の中でNGなんですよ。なんやそれ、面倒くさい性格やんと思うかもわかりませんけど」と告白した。
「絵が下手で笑われるのが嫌やとか、そういう理由じゃない」と東野。「そもそも、この『絵を描いて下手くそで笑う』って誰発かなと考えたときに、実はダウンタウンさんの番組で、松本(人志)さんが浜田(雅功)さんが絵が下手だからと言って、『浜田画伯』ってキャラクターで笑いにしていたんです」と説明した。
そして東野は「ダウンタウンさんの下でずっと仕事をさせていただいていたので、ダウンタウンさんが発明したやつやから、それをやって笑いを取ったらパクリやっていうのがあるんですよ。これ面倒くさい性格でしょ?」と話した。
「今回も『NGなんです』って言って、さっきまで穏やかだった現場がシーンとなって」と振り返り、「こんなん描いたらええ話なんですけどね。なんか変なスイッチが作動して、それで笑いを取るのはどうなの? みたいなのが…。これは直していかなあかんところなのか、僕の真っすぐなところなのか難しいところなんですけど」と述べていた。