WOWOW主催のイベント「第7回 WHO I AM フォーラム LIVE」が5日、都内で行われ、水泳の木村敬一選手、カヌーのカーティス・マグラス選手(オーストラリア・オンライン出演)、水泳のダニエル・ディアス選手(ブラジル・オンライン出演)、松田丈志、高橋ひかる、松岡修造が出席した。

  • 左から、松岡修造、木村敬一選手、松田丈志、髙橋ひかる

    左から、松岡修造、木村敬一選手、松田丈志、髙橋ひかる
    画像提供:WOWOW

WOWOWでは、世界最高峰のパラアスリートに迫るドキュメンタリーシリーズ『WHO I AM』を2016年より放送。その第5弾でクライマックスとなるシーズン5が今年の放送を予定しており、それに伴うフォーラムに日本水泳界のエースでメダル獲得が期待される木村敬一選手が登場したほか、2016年リオパラリンピックのカヌーで金メダルに輝いたカーティス・マグラス選手、競泳界のメダルコレクター、ブラジルのダニエル・ディアスがオンラインで出演した。

2018年放送のシーズン3に出演した木村選手は「ここに集っているアスリートの皆さんは素晴らしい選手ばかり。そのドキュメンタリーで僕も元気をもらいました。僕もそのメンバーの一員になれて嬉しかったです」と笑顔を見せ、昨年3月までアメリカで武者修行をしたことに触れて「東京でのパラリンピックで優勝したいし、リオの後に自分の中で変化を起こさないとしんどいなと思いました」と練習の場としてアメリカを選んだ理由を説明した。

東京パラリンピックが延期になったことには「心の準備はできていました。厳しいなと思っていたのですんなり受け入れられましたね。今年(2020年)は開催がないからゆっくりしようと。本当だったらしんどいことをもう一段階やらなくてはいけなかったので、やらなくていいと(笑)」と意外にもショックはなかった様子。延期になれば当然モチベーションを保つことも大変だと思うが、「僕はそんなにモチベーションが上がったり下がったりしない方です。だから極端に上がったり下がりもしないですね」と現在は意外にも自然体で練習に取り組んでいるという。

長引くコロナ禍の影響で今年も大会の開催が微妙な状況だが、「開催が危ぶまれていることは承知しています。感染拡大が収まらないのであればやるべきではないと僕らですら思っています」と世論と同じ考え方であると明かすも、「ただ選手たちが開催を信じないとそれ以上信じる人はいないと思います。選手たちはパラリンピックに出たいとかメダルを獲りたいとか、出来るかどうか分からないことを信じてやり続けてきた人生を送ってきました。だから開催を信じるぐらいのことはしてもいいんじゃないかと思います」と開催を誰よりも強く望んでいるという。

またこの日のフォーラムでは海外のパラリンピック選手たちとオンラインを通じて共演を果たしたが、「ここに集うアスリートは世界のパラリンピックを代表する選手たちばかり。僕はまだ金メダルも獲っていませんが、その中に入れてもらえて嬉しかったです。こういった形で繋がれて良い機会でしたし、このイベントを通して学ばせてもらいました」と刺激を受けたようで、「どういう形で開催するか分かりませんが、自分たちの国で迎えられるのは名誉なこと。日本人として嬉しい瞬間に立ち会いたいし、なおかつ選手として関われるので、最高の結果である金メダルを獲って最高の舞台に花を添えたいと思います」と力を込めていた。

『IPC&WOWOWパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM』はWOWOWにてシリーズ全32作品を無料配信中。