アイドルグループ・A.B.C-Zの塚田僚一が21日、東京・品川プリンスホテル ステラボールにて、主演舞台「『Mogut』~ハリネズミホテルへようこそ~」東京公演の開幕直前取材&公開ゲネプロに出席した。

  • 「『Mogut』~ハリネズミホテルへようこそ~」東京公演の開幕直前取材

1月15日の大阪公演を皮切りに開幕した同舞台は、過去に「ミュチュランガイド」で五つ星を獲得したハリネズミ専用のホテルが舞台。塚田が演じるのは、ハリネズミホテルに泊まりに来たモグラのモグー。自らをラ・モグーと名乗って宿泊客になりすます。

主演の塚田は「このタイミングでステージに立たせていただけるって本当にありがたいことだなと感じています。なんとしても全公演無事に終えること。そこを目指してスタッフ・キャスト一丸となって頑張っています」と意気込んだ。

舞台単独主演は約4年ぶり。「最初は、4年ぶりということとモグラの役ということで、どうなるんだろうと不安な部分もあったのですが、稽古を積み重ねていくうちに、明日も稽古に行きたいな、やっぱお芝居楽しいなというのを改めて感じて、ステージに立てることはありがたいことだしうれしいことだなと思っています」と語った。

稽古中もマスクとフェイスシールドを着用していることを明かし、「フェイスシールドはメガネみたいなかけ方なので、アクロバットをするととれてしまう。それをどうやってとれないように工夫するかとか、そういう楽しみの見つけ方。これすごい!みたいな。この状況だからこそ、みなさんいろんな大変な思いをされて工夫もされて、乗り越えていると思う。その一つ一つを乗り越えていくのがすごく楽しみです」とコロナ禍でも前向きに楽しみを見つけている塚田。共演の辰巳琢郎は「前向きなモグーそのもの」とほほ笑んでいた。

アクロバットについて聞かれると、塚田は「動くとか体で表現というところは台本の随所に書かれていて、エネルギッシュな舞台になるなと。年末は『SASUKE』もあって仕上がっていたので、一番いい状態だったと思います。コンサートもやったりしたので」と自信をのぞかせ、「そういうこともあって、お越しいただいて見てもらえるというのが今日も楽しみです」と笑顔で話した。

グループではなく単独ということで寂しさや心細さはないか聞かれると、「でしゃばりな河合(郁人)がいなくてよかったなと思います」と笑いを誘い、「でしゃばりっていうとあれですけど、自分1人でなんとしてもこの舞台を成功させるんだっていう。グループのときは5人で先頭を走って頑張る感じなんですけど、なんとしても」と力を込めた。

また、メンバーは見に来てくれそうか聞かれると、「どうなんだろう。まだ何も聞いてないです。でも、河合からは、大阪の初日の日に『初日おめでとう』ってメールをいただきました」と明かし、「(今日は)会見の前にチェックできていませんが、たぶん来ていると思います。信じてます」と期待した。

さらに、「2020年7月に『日本文学の旅』という朗読劇にはっしーさん(橋本良亮)が出ていて、7月という、どうなんだっていう状況でお客さんの前に立って、それがどんどん続いて、ステージに今に立たせてもらっている」と述べ、「なんとしても成功させて、『ステージっていいものだな。安心なんだな』と思ってもらえたらいいなと思います。なんとしても成功させます!」と改めて成功を誓った。

東京公演は、21~31日に品川プリンスホテル ステラボールで上演。取材会には、細見大輔、菅原りこ、田村雄一、上演台本・演出の鈴木勝秀氏も出席した。