タレントのみのもんたが、あす17日に放送される読売テレビのバラエティ番組『朝からみのもんた』(毎週日曜6:30~ ※関西ローカル)で、自らのパーキンソン病について語る。

  • みのもんた=読売テレビ提供

昨年『週刊文春』にパーキンソン病を患っていることを告白したみの。「僕の体調ですか? まあ隊長の器じゃないんでね、次長ぐらいでけどね」と軽いジャブを打ちながら、「よくその病気を告白したなって、告白するほどの病気じゃないですよ」とパーキンソン病の実際について語り始める。

「パーキンソンってのはね、みんな勘違いしてる。ものすごく多いんです、世界で。患者が多いということは、薬を作ればたくさん売れる。製薬会社は売れる薬をたくさん開発します。だから日進月歩でもってものすごくいい薬がね、出てるんですよ」と、不治の病のような類ではないと力説。

「で、パーキンソンってのはどんな病気かっていうと、筋肉がね、だんだん弱くなっていく。ですから加藤茶、加藤さんなんかも、今、一生懸命鉄アレイ持ったりなんかして筋肉鍛えてますよ。筋肉が弱まるとこうヨタヨタしちゃったり年寄り、杖にすがったりするんです」という。特にその症状が顕著に現れるのは起床時だそうで、「最初に現れるのはね、こうやって寝てますね。寝てて、ベッドから布団から起き上がるの簡単ですか? これがこれが、寝返り打つのがね、打てなくなる。で、そのうちにこれっきり(寝たきり)になっちゃう」と説明する。

みのは初期症状で発覚し、現在は薬を飲んで運動もしているそう。「初期でよかったですよ。僕はね、あのね、『秘密のケンミンSHOW』やってるときにね、『寝てるんじゃないの?』って言われたことがある。それでね、だからね、見ると、こんなんなってるのね。目の下の筋肉が下がっちゃったみたいなの」と切り出し、行きつけのクラブでも「こういうソファに座ってるじゃん。そうすっとね、リラックスするんですよ。リラックスするとね、こういう(踏ん反り返る)姿勢やりたくない? 『なに? なにが欲しいの? バーキン? うん? そうそうそう?』って、あるじゃない?」と、その様子を再現。

「で、ある時ね、ソファに座ってこうやって飲んでたの、深々と。で、トイレ行きたくなったわけ。トイレ行こうかなと思ったら、パチョン。ここ(足)に力が入らない。普通だったらさ、こう(まっすぐ)立つじゃない。これがさ。で、女の子に引っ張ってもらったの。手を引っ張ってもらって立ったの。その時に気づいてりゃよかった」

その時は、酔いもあったせいなのか、症状にまったく気づかなかったそう。「なんで立てなくなっちゃったのかな~みたいな感じだった」と振り返るが、『秘密のケンミンSHOW』で「寝てる」との声があって、「言われたのは気になったね。すごく」と、病気に気づけたことを明かす。