女優の山口真帆が、2021年公開の映画『ショコラの魔法』で映画初出演を果たし、初主演を務めることが14日、明らかになった。

山口真帆が主演を務める『ショコラの魔法』

原作は少女漫画雑誌『ちゃお』(小学館)掲載のみづほ梨乃氏による同名漫画で、シリーズ累計100万部を突破し、10年にわたって愛されている。食べるだけで願いが叶う不思議なチョコレートを作る、ショコラティエで美しい魔女の哀川ショコラ。強い願いを持つ者のみショコラの屋敷にたどり着くことができるが、チョコを食べた者は“一番大切なもの”を奪われるという。とある女子高生が欲望に持ちた良からぬ願いを胸にショコラの屋敷へと向かうが――。

魔法のチョコレートを使って人の“欲”と“夢”をそれぞれの道へと導くミステリアスな魔法使い・ショコラ役を演じる山口。「小学生の時ちゃお読者だったので、お話を頂いた時はあの時に戻ったかのように心躍りました」と今回のショコラ役への喜びをあらわに。「原作のみづほ梨乃先生の描くショコラはとてもかわいくて、原作を読み進める程、ショコラのかわいさに魅了され、待ち受け画面もショコラにする程、先生の描くショコラが大好きです」とすっかりショコラの虜になったよう。

また、2019年にNGT48を卒業後、初めての映画で主演を務めるという大きな挑戦に「ショコラに魅了される程、映画初出演で初主演の私に務まるか不安になりました」と話しつつも、「スタッフや共演者の方々の協力があって乗り越えられました。衣装やヘアメイクも忠実に再現されているので、そこも注目してほしいポイントです」と呼びかけた。

メガホンを取るのは、フジテレビ系ドラマ『SUITS』シリーズ、『ほんとにあった怖い話』シリーズを手掛け、ファンタジーホラーを得意とする森脇智延監督。「原作の持っている力に負けないように、美しさと怖さを意識して撮影しました。学園モノのキラキラした感じとホラー要素の融合をお楽しみいただけると」とアピールし、「衣裳メイクテストのときは戸惑っているようだった山口真帆さんも、撮影初日カメラの前に立った時には、美しさと怪しさを兼ね備えた哀川ショコラそのものでした!」と山口を絶賛。

原作者のみづほ氏は「実写映画化、とても嬉しいです! 素晴らしい方々に携わって頂いているので、ショコラを知っている方はもちろん、知らない方も楽しんでいただける内容間違いないです」と太鼓判を押した。

(C)2021 みづほ梨乃・小学館/映画「ショコラの魔法」製作委員会