女優の土屋太鳳主演の映画『哀愁しんでれら』(2021年2月5日)のディレクターズカット特別予告編が9日、公開された。

映画『哀愁しんでれら』

映画『哀愁しんでれら』

同作は渡部亮平によるオリジナル脚本・監督作。市役所に勤める平凡な女性・小春(土屋)は、一晩で怒涛の不幸にあい、すべてを失ってしまう。人生を諦めようとしていた彼女だったが、8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医と出会い、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ駆け上がる。まさにシンデレラとなった彼女だったが、ある日、前代未聞の凶悪事件を起こしてしまう。

今回公開されたのは、渡部監督が手がけたディレクターズカット特別予告編。映像は本作の主人公である小春の 「女の子は誰でも、漠然とした一つの恐怖を抱えている。私は幸せになれるのだろうか?」というモノローグからスタートする。そこから結婚式やデート、家族との親密な時間が映し出されるが、小春が自分の髪をむしり取る映像をきっかけに、一転ダークな世界観が広がっていく。禍々しい声がそれまでの明るい雰囲気を侵食していき、同じ作品とは思えない凶悪事件を想起させる怪しげな映像が次々と提示される。最後には「幸せにならなきゃ! という想いに無意識ながら苦しんでいる方は、必見です」という渡部監督のメッセージで締めくくられる。

(C)2021 『哀愁しんでれら』製作委員会