Hey! Say! JUMPの伊野尾慧と、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが声優を務めるNHK Eテレの子ども番組『u&i』(毎週水曜 9:00~9:10) が、20日から4本の新作を放送する。子どもたちに優しく語りかけるサルの妖精・シッチャカの声を担当する伊野尾と、メッチャカの声を担当するきゃりーは今回初めて掛け合いをしながらアフレコを行った。

  • サルの妖精・シッチャカの声を担当する伊野尾慧と、メッチャカの声を担当するきゃりーぱみゅぱみゅ

すぐ近くにいるマイノリティーの子どもたちの気持ちに寄り添い、多様性への理解を深める10分間の子ども番組『u&i』。20日と27日に放送される「ひまわり学級ってどんなとこ?」では特別支援学級を、2月3日と10日に放送する「きこえないってかわいそう?」では聴覚障害者の世界を取り上げる。

伊野尾はきゃりーの印象を「やっぱり声がかわいいですよね。初めてお会いしてアフレコしたときも、ほぼほぼ初対面なのに『声かわいいですね』って言ってしまったんですよ」と初対面でのエピソードを明かし、「いつも1人で録っていて寂しかったので癒やされます。それにディレクターさんのリアクションが違うんですよ! きゃりーさんの声を録っているとき、『めちゃめちゃいいです~!』ってテンション高めで。それもうなずける素敵な声です」と、2人アフレコの感想を述べた。

一方きゃりーも「私も地声ではありませんが、伊野尾さんはいつもの伊野尾さんの声からかけ離れた声を出されているので本当に上手だと思いますし、あそこまで声を作り込んで出すって本当に大変だと思うので、すごく尊敬します」と伊野尾の声を褒める。

新作について伊野尾は「『学校』というコミュ二ティーは、社会に出た後よりもいろいろな人と接する機会が多いと思うんですが、その中で子どもが素直に感じた疑問に対して、自然に、フラットに考えていいんだよと2作とも示しているんです」と説明し、「多様性が問われている時代に、とても素敵だと思いました。小学生はもちろんですが、大人が見たとき、人との向き合い方を考えるきっかけにもなると思う」とテーマに同調。

きゃりーは「自分も学校に通っていたとき、特別な学級があることは知っていて、今回描かれているように『少し変わってるな』とか『どうしてなんだろう』と思っていたんです」と自身の経験を振り返り、「その疑問に対して、今はこの番組を通して授業の中で学べることがとても大事」と語る。

視聴者へのメッセージとして伊野尾は「先生がた、学校の教材でたくさん使ってください!」とアピール。きゃりーは「先生にもお子さんにもいろいろな皆さんに見ていただきたいと思います」と呼びかけた。

(C)NHK