女優の馬場ふみかが主演を務める新ドラマ『3Bの恋人』(ABCテレビ 2021年1月10日スタート、毎週日曜23:25~/テレビ朝日 2021年1月9日スタート、毎週土曜深夜2:30~)では、馬場が演じる「男を信用できない」主人公・はると、「3B」こと美容師・バンドマン・バーテンダーの危険な恋が描かれる。

  • 馬場ふみか

    女優の馬場ふみか 撮影:宮川朋久

「3B」を演じるダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの神谷健太、ロックバンド・FIVE NEW OLDのHIROSHI、俳優の桜田通とは、今作が初共演。馬場は「もっと皆さんクールな感じなのかなっていう勝手なイメージでした。でも実際お会いすると、皆さんとても気さくというかフランクだった」とうれしそうに明かす。

そんな馬場にとって昨年は、「現場で人と会ってお芝居する楽しさだったり、友達や家族との繋がりだったりを、改めてすごく大切に感じられた1年」だったという。

■男性陣とは初共演「実際お会いすると…」

――まず、オファーを受けた感想をお聞かせください。

“3B”とシェアハウスをするというのは、とにかくすごい設定だなと(笑)。“3B”っていう言葉自体は昔から聞いてはいましたし、単純にどんな人が演じて、どういう作品になるのかなとすごい楽しみでした。

――“3B”を演じる男性陣とは、今作が初共演なんですよね。

そうですね。もちろんいろんな作品を見て、以前から知ってはいましたけど、共演するのは初めてでした。

――共演前と共演後で、印象の変化はありましたか。

人柄とかについて本当にまったく分からなかったので、もっと皆さんクールな感じなのかなっていう勝手なイメージでした。でも実際お会いすると、皆さんとても気さくというかフランクで、撮影の合間もみんなで話したりしていました。

――撮影中の合間は、どんなことをされていたんですか。

控え室でずっとユウ役の神谷健太さんが、ギターの練習をしていて、それに対して (FIVE NEWOLDの)HIROSHIさんが教えているのを、みんなで見守る時間が結構多かったですね(笑)。わりと和やかに過ごしてました。初日は誰もしゃべらなくて、結構やばいなと思ったんですけど(笑)。2日目ぐらいからはスタッフさんも含めて、みんなでいろいろ話をするようになって、最終的には仲良い感じになりましたね。

――HIROSHIさんは、今作が演技初挑戦ですし、緊張もされてたでしょうね。

たぶんすごい緊張してたと思います。最初のシーンが、HIROSHIさんとのシーンだったんですけど、とても緊張してらっしゃいましたね。何をどうしたらいいのか分からないっていう状態だったと思いますが、普通にナチュラルにお芝居されて、すごいなと。私が初めてドラマに出たときなんて、本当にひどいものでしたし、そんなにはできなかったですから。

■自身が演じる役に「自分と近しいものは感じました」

――馬場さんが今回演じたはるについては、どんな印象を抱きましたか。

とにかくすごくまっすぐな女の子だなって感じました。周りにすごくいろんなクセの強いキャラクターがいて、いろんなことを言われてとまどいながらも、自分の信じるものをしっかり信じて、突き進んでいくし、これは間違ってるって思ったらしっかりそれを言える。「強いなあ」っていうふうにも思いました。でも私もわりと言っちゃう方で、強めなので(笑)、そういった意味では自分と重なるというか、近しいものは感じましたね。もうちょっと雑かもしれないですけど、私の方が(笑)。

――逆にここは違うなという点はありましたか。

お料理! はるちゃんはお料理上手で、朝ごはんを毎朝みんなにつくっているんですが、私は本当に料理できないので(笑)。

――そうなんですね。では、料理のシーンはいかがでしたか。

もちろんまったくできないわけではないんですけど、すごい緊張しました。料理シーンは結構あったんですが、現場で残ったものを自分で食べたりしてました(笑)。

――撮影のなかで、特に思い出深かったり、印象的だったりしたシーンはありましたか。

毎日大変だったなという感じですけど(笑)、でもやっぱりご飯を食べて、みんなで食卓をかこんでるシーンは全編通してすごく印象的ですね。みんながそれぞれ、毎回「おいしい!」っていうリアクションをくれるので、すごい楽しかったなって思います。ちょっと作ったシーンとかもありますけど、私が全部作ったみたいな気持ちになるんですよね(笑)。「ありがとうございます!」みたいな(笑)。

――お料理はあまりされないということでしたが、今回のそういった経験で、今後料理したいと思ったりしましたか。

いや、そういう気持ちにはちょっとならなかったですけど…(笑)、でもうれしかったです。あと、印象的だったシーンといえば、ウエディングドレスで走る冒頭のシーンは大変でしたね。すっごい天気良くて、ものすごい暑かったんですよ。その後はずっと雨で、なんならちょっと寒いみたいな日が続いたんですけど、その日だけ本当に晴れて。でも、海の近くで日陰がなくて、逃げ場所もないような場所だったんで、大変記憶があります。