子どもたちから寄せられた言葉に涙――。ファッションモデルでタレントの吉川ひなのが、24日に放送された日本テレビ系トーク番組『おしゃれクリップ』(毎週日曜22:00~)にゲスト出演。2011年のハワイ移住、25年から始まった沖縄での新生活、そして7年ぶりとなるテレビ出演への思いを明かした。
1993年の13歳で芸能界デビューし、一躍“時の人”となった吉川。10代でブレークした当時について、「私は普通の10代の女の子だから、やりたいこととか好きな男の子とかいっぱいあって」と振り返りつつ、「私が自分で自分をどんな人間なのか知る前に、自分がどんな人かを台本に書いてあった」と複雑な胸中を吐露する。
周囲は大人ばかりだったといい、「みんな全部わかってるんだろうな、私だけがわからないんだろうなって。それがすごく怖かった」と告白。「本当はこれやりたくないとか、本当は好きじゃないとかあっても、仕事でそうしなきゃいけないことがすごくあったので、自分の人生を生きてない感じがいつもあった」と当時の葛藤を語った。
反抗心もあったといい、「私はこっちの衣装が着たいとか、ピアス開けたいとか、全部ダメだから、常にささやかな抵抗とアピールみたいになってました」と回顧。それでも「めっちゃ真面目に働いてましたよ」とプロ意識を持っていたという。
2011年に妊娠した際には、留学のためハワイ行きを決めていた吉川。「留学よりも大きなサプライズギフトをもらった」と振り返り、「妊娠したことで初めて、“私は私の人生を生きてるはずだし、この子にはもう誰にも何にも言わせないぞ”っていう気持ちになりました」と明かした。
その後は3人の子どもを育てながらハワイで生活。二度の離婚を経て、現在は沖縄へ移住し、「私の人生は、家族が主役、私は裏方、黒子みたいになってた。どこかで自己犠牲していた」と振り返る。
さらに、「私の人生は私が主役じゃないといけないし、子どもたちに自己犠牲している母親じゃなくて、自分の人生を楽しんでいる姿を見せたいなと考えているうちに、“私にもまたできることがあるかな”って思うようになった」と復帰への思いを口にした。
7年ぶりのテレビ出演については、「自分の好きなことだけをしてたから、またこうやってできることがすごくありがたいし楽しい」とコメント。「たぶん、抑圧を一つ一つ解放してるんだと思います」と語り、「そこで人生のバランスを取ってる最中なのかな」と現在の心境を口にした。
番組では、子どもたちからのサプライズメッセージも紹介。14歳の長女から「あんなにつらかったから、ここからはもうすごいいい人生だよね」と言葉を贈られると、吉川は「大変! 大変なことが起きてる」と大粒の涙を流す。
最後は「私、めっちゃ幸せだなって思いました。子どもたちに取材してくださって感謝」と笑顔を見せていた。
【編集部MEMO】
吉川ひなのは、1979年12月21日生まれ、東京都出身。1993年にモデルとしてデビューし、透明感のあるビジュアルと独自のキャラクターで一躍人気を集める。1997年にはシングル「ハート型の涙」で歌手デビューし、俳優としても映画やドラマに出演。2011年に再婚後、ハワイへ移住。3人の子どもの母として生活しながら、ブランドプロデュースやエッセイ執筆など幅広く活動している。二度の離婚を経て、2025年から沖縄に拠点を移す。『おしゃれクリップ』で7年ぶりにテレビ出演した。
