名古屋鉄道はPwCコンサルティングを核とする共同体の一員として、中部国際空港と愛知県内の名鉄グループの観光地・商業地を対象として、中部国際空港を起点に3密を回避した観光のあり方を検証する実証実験に1月8日から参画する。

  • 名鉄が中部国際空港を起点とした実証実験に参画

この実証実験は、経済産業省「令和2年度スマートモビリティチャレンジ」の先進パイロット地域に選定された取組みで、割引クーポンなどのインセンティブ付与による利用者の行動変容の効果を分析し、混雑状況に応じて観光客を分散する3密回避の観光のあり方を検証。名鉄とPwCコンサルティング、中部国際空港、NTTドコモの4社が共同して実施する。

実証実験の期間中、「遊ぶ」「食べる」「泊まる」など観光客の体験ごとに対象となる観光施設・商業施設を選定し、中部国際空港第1ターミナル国内線到着口で観光客にクーポンを配布。デジタルサイネージや専用アプリで対象施設に関する情報を提供し、観光客の移動を促す。観光客に配布するクーポンは施設ごとに割引率に差を設け、割引率の異なる施設間で利用客数の増減率の比較や前年同期の利用客数との比較分析を行ない、インセンティブ付与が観光客の行動に与える効果を検証する。実験期間は2月14日までとなっている。