コロナ禍で苦戦する飲食店があふれる中、テイクアウト需要で売り上げを伸ばし、存在感を増すマクドナルド。1月8日にマクドナルドの子ども向けメニュー「ハッピーセット」がリニューアルするので、内容を紹介したい。

  • マクドナルド「ハッピーセット」はサイドメニューもリニューアル(写真は「えだまめコーン」)

年間1億個も販売されるハッピーセット

ハッピーセット(店頭価格470円~500円)は、ハンバーガーやチキンマックナゲットなどのメインメニュー、サイドメニュー、ドリンク、おもちゃまたは絵本か図鑑がセットになった子ども向けのメニュー。

年間1億個を超える数を販売するというから驚きだ。1987年にその前身となる「お子さまランチ」として登場し、1995年からはハッピーセットとなり、実に34年もの長きにわたり子どもたちと家族を楽しませてきたことになる。

マクドナルドでは、1億個もの数を提供するハッピーセットを通じて、もっと子どもや家族に貢献したい、もっとファミリーに寄り添うブランドになりたい、という思いを込めてのリニューアルとなる。

サイドメニューは栄養バランスに配慮

ハッピーセットは、セットのおもちゃはもちろん、フードの内容も子ども心をくすぐるもの。とはいえ、与える保護者は栄養バランスが気になるのではないだろうか。このたびのリニューアルでは、「マックフライポテト(S)」と「スイートコーン」の2種類だけだったサイドメニューが4種類に拡充された。

新しく追加されるのは、子どもが好きな野菜の代表格であるスイートコーンに枝豆をプラスした「えだまめコーン」、腸まで届くビフィズス菌(BB-12)を使用した「ヨーグルト」である。また、通常セットメニューの「サイドサラダ」をハッピーセットでも選択できるようにした。

おもちゃで遊びを通じた成長と発達を

  • リニューアルしたマクドナルド「ハッピーセット」のロゴ

おもちゃのリニューアルポイントは、子どもの成長と発達を助けること。"遊び"や"体験"を通じて子供たちの成長に貢献すること、子ども自身と保護者が子どもの興味関心や伸びゆく能力に気付くきっかけを提供することを目指すという。

リニューアル第一弾のハッピーセットのおもちゃは、「きかんしゃトーマス」と「シナモロール」

「きかんしゃトーマス」は、イギリスのロングセラー絵本から生まれた幼児用テレビ番組。ハッピーセットでは、トーマスと仲間たちのブロックを組み立て、連結させて走らせるおもちゃが6種類登場する。このおもちゃで遊ぶことで、想像力や色・形の認識を育むことや多様性について知識を深めることができる。知識を深めるカードも付いてくる。

「シナモロール」は、2020年サンリオキャラクター大賞1位を獲得したキャラクターのシナモロールが主役。ハッピーセットでは、シナモロールをデザインしたおもちゃが6種類登場する。実際に使って、「カフェごっこ」ができるため、「ごっこ遊び」で想像力や表現力を育むことができる。

家族に寄り添い、持続可能な社会を

世界で最もポピュラーなファストフード店とも言えるマクドナルドは、こうしたニーズや社会の動きに合わせて進化し、家族の幸せと未来を担う子どもたちの健全な成長へのサポートを強化し、これまで以上にファミリーに寄り添う存在になろうとしている。

近年はものを大切にする気持ちを行動につなげてほしい、という願いから、ハッピーセットの「おもちゃリサイクル」を推進している。持ち込まれたおもちゃは、みどりのトレイにリサイクルされるそうだ。ぜひ、遊ばなくなったおもちゃがあれば子どもと一緒に店舗に持参してほしい。