ポスタービジュアルでみくりと平匡が赤ちゃんを抱いている3ショット写真が公開されると、SNS上では「みくりちゃんママになるのか!!楽しみ!楽しみ!!」「平匡パパとみくりママが尊い」「パパママになった平匡さんみくりさん見れるの楽しみ」などと大反響。妊娠、出産、育児という新たな展開に注目が集まっている。

那須田氏は「子どもが生まれて家族ができるというのは、今回のストーリーの感動の原点。赤ちゃんの笑顔に勝るものはない。どんなストーリーやどんな理屈よりも、赤ちゃんの笑顔から受けるもの、人間の心に響くものはすごいものだと思いました」と命の尊さを語る。

那須田氏は、綾野剛や星野源らが産婦人科医を演じた『コウノドリ』のプロデューサーも務めており、ほかにも、金子文紀監督や峠田浩プロデューサーら、そしてカメラマンなど、『逃げ恥』の多くのスタッフが『コウノドリ』に携わっている。

だからこそ、今回も出産シーンへの制作陣の思い入れは強い。那須田氏は「『コウノドリ』で赤ちゃんのシーンはたくさん作りましたが、生まれた赤ちゃんの顔を夫婦2人で初めて見る場面は、ドラマのシーンといえどもドキュメンタリックに感動する。そういうところは『逃げ恥』でも大切にしたいと思っていたので、赤ちゃんのシーンはとても感動的なものになっていると思います。チームの力を結集して作りました」と自信をのぞかせた。

生まれた後の赤ちゃんのシーンもチームならではの描き方になっているという。「『コウノドリ』は生まれてくるところがピークですが、『逃げ恥』では、赤ちゃんを育てていく、一緒に家族になっていくところをしっかりと描いています。その部分でも、『コウノドリ』で培ったこうしたシーン作りの手法も生かし、このチームだからこそできた赤ちゃんの描き方になっていると思います」

赤ちゃんによって自然と引き出される演技・表情も。「もちろんお芝居ではありますが、赤ちゃんにはドキュメンタリックなリアルな感動がある。その感動の原点にあるものが、みんなのお芝居の力を強く引き出してくれているように思いました」と語る那須田氏。

『コウノドリ』での経験を生かした渾身の出産シーン、そして、人生の新たなステージへと進んだみくりと平匡の奮闘をしっかりと見届けたい。

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