――東ブクロさんとたくさんお話をされたと思いますが、今振り返ってみてどのような魅力のある方ですか?

今回、初めてお会いするまで、テレビやYouTubeではちょっと物静かでクールなイメージでした。きっとモテる方なんだろうなとは何となく思っていて、最後の個室でのプライベート空間では結構お話しして下さって。あとは、結構……変態(笑)。

――確かにオンエア上でも、そのあたりが存分に出ていて楽しく拝見しました。

あとは、「モテる動き」をされる方でした。会話でも焦らすのがうまい。例えば、家に誘う場面があったと思うんですけど、「行こうよ」とか「来て」じゃなくて、「来る?」みたいにこちらに委ねてくれる。ちょっとズルいんですけど、たぶんそういうところがモテ要素なんじゃないかなと感じました。

――オンエアはご覧になりましたか?

仕事でオンエアに間に合わなくて追っかけ再生で見たんですけど、放送中に知り合いからもたくさん連絡がありました。もちろん家族には伝えてあるんですが、実はこの仕事を知り合いにあまり言ってなくて。『水曜日のダウンタウン』を見て、「まきがテレビに出てた!」と驚いて連絡をくれる友人もいました(笑)。

■プロフィール「ポーカーフェイス」のワケ

――芸能界に入ったことを周囲に伏せているんですね。

自分から「こういう仕事をやってる」と伝えるより、自然と気づいてもらえるくらいになりたかったからです。そうやって、自分の仕事を自然と知ってもらえたら一番うれしいので、あえて言わないようにしています。でも、特に隠しているわけではないです。

――今回がまさにその機会になったわけですね。事務所のプロフィールには「何事にも動じない性格な“ポーカーフェイス”」と書いてありました。感情を表に出さないのが得意なんですね。

得意というか、いつもよく言われます。喜んでいる時に「本当に嬉しいの? 楽しいの?」とか、悲しくても「本当に悲しいの?」とか(笑)。幼い頃から感情が伝わりづらいとよく言われていて。でも、このお仕事は、感情が伝わりやすい方がいいですよね(笑)。

――むしろ、今回はそこが武器となったのかもしれませんね! 夫役の山本さんとは何かお話はされたんですか?

放送にもあった「初めまして」が本当に初めましてで、「ありがとうございました」とご挨拶してお別れしました(笑)。

■嫌だったら辞めればいい

――芸能界入りのきっかけについてもお聞きしたいのですが、『週刊プレイボーイ』がプロデュースした飲食店「週プレ酒場」(創刊50周年記念企画として2017年6月から2019年5月までの期間限定で営業)でオープニングスタッフとして働いたことがきっかけだそうですね。

美容関係のお仕事を辞めてアルバイトを探している時に、検索サイトで情報を絞っても何度も出てきて。週プレ酒場がオープンした歌舞伎町は怖いイメージが少しあったんですけど、『週刊プレイボーイ』さんは知っていた雑誌だったのでそこで働いたらグラビアアイドルの方々にも会えるのかなと思って応募しました。

芸能界デビューやグラビアアイドルになるなんて想像もつかなかったのですが、グラビアを見るのはもともと好きで現役の方々にお会いしたら自分がどうなるのか、そんな興味もあって。当時、自分がやりたいことすら見つからない頃だったんです。とにかく、いろいろなものを見て、経験をしたくて。「楽しかったら続けて、嫌だったら辞めればいいや」くらいの軽い気持ちでした。

現役のグラビアアイドルの方々が立つカウンターもあって、私は居酒屋のホールスタッフとして勤務。フリーターだったので、ほとんど毎日出ていました。起きて、新宿に行って働いて家に帰る。そんな生活でした。