12月16日放送のTBS系バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』で、ドッキリ企画「東ブクロ、先輩芸人の嫁から色仕掛けくらってもさすがにもう乗ってこない説」の仕掛人を務めたグラビアアイドル・青科(あおしな)まき(23)。さらば青春の光・東ブクロを誘惑しながら、「実はタイムマシーン3号・山本浩司の妻」という難役を見事に全うし、その容姿もさることながら「演技すごかったです!」「自然で良い」「上手い」「終盤の東ブクロさんにタメ口になるタイミングが素敵でしたよ」など演技力の高さもTwitterで話題となった。
実は彼女、居酒屋店員からグラビアデビューしたという異色の経歴の持ち主。「ミスヤングチャンピオン2019」グランプリを受賞し、現在はグラビアを中心にタレントとして活動しているが、演技の経験はほとんどないという。そんな彼女が、なぜここまで東ブクロ、そして視聴者を惹きつけることができたのか。本人を直撃し、その魅力を探った。
■『水曜日のダウンタウン』出演のきっかけ
――放送後、青科さんのTwitterにも反響の声が届いていましたね。
SNSのフォロワーが毎日増えて、コメントやDMも100件以上届いていました。水着写真をメインにアップしているせいか、これまでは海外の方が多かったんですけど、番組を見てくださった方から日本語のメッセージがたくさん届いたこともうれしかったです。
――特に印象に残っているコメントはありますか?
「『水曜日のダウンタウン』を見て初めて知りました」と、あとは「タイプです」も(笑)。『水曜日のダウンタウン』という大人気番組に出るからには「おもしろさ」が絶対だと思っていたので、「おもしろかった」と言ってもらえたことが何よりもうれしかったです。仕掛け人として成功させられるかどうか、終わるまでずっとハラハラしていました(笑)。
――どのようなきっかけで出演することになったんですか?
きっかけは、オーディションです。今回は「色仕掛」がテーマだったので、男性へのアプローチの仕方や、東ブクロさんがゴルフがお好きなのでゴルフについてとか。オーディションは正直、何が正解か分からなくて。だったら自分の素を見てもらった方がいいのかなと思って、「私が『水曜日のダウンタウン』さんに呼ばれるはずがない」と開き直ってお話していたので、それが逆に良かったのかなと思います。マネージャーさんから出演が決まったことを聞いて……「やばい! やばい!」しか言えなくて(笑)。信じられませんでしたが、すぐに「決まったからにはやるしかない」と気持ちを切り替えました。
――架空の夫がタイムマシーン3号・山本浩司さんでした。下調べも大変そうですね。
そうですね、Wikipedia見たりとか(笑)。出身地や下のお名前を確認しました。あとは、出会いのきっかけを聞かれる可能性もあったので、そこを事前に考えたり。私と山本さんの歳が結構離れているので、東ブクロさんから「どういう出会い?」と聞かれて、「友人の知り合いで」と答えました。仕事関係だとちょっとバレやすいかなと思って。「友人の知り合い」と言えば、それ以上は聞かれないだろうと(笑)。そういうことは準備できるんですけど、実際にはどんな会話になるのか全く分からない。流れ次第では事前準備が全部崩れてしまうので不安もありました。ニセ番組から最後のロケまでは……2~3週間くらいだったと思います。
――ドッキリの山場となるのが、最後の個室のシーン。「ヤバい」と感じる瞬間もありそうな……。
キスするかどうかで急接近した時があって。どういう風に焦らしていこうか、すごく悩みました。設定上は好意を抱いているので、避けたり拒絶したりするのもおかしい。だからこそ、「焦らし方」が重要でした。SNSでも「上手だった!」「自分だったら我慢できない」みたいなコメントを頂いて、ようやく「うまくいったのかな」と思うことができました。