新型コロナウイルスが猛威をふるう中、迎えた2020年の年末。例年なら忘年会シーズン真っ盛りだが、今年は感染症予防対策のため、忘年会を自粛する企業も多くなっている。

お酒を飲むことが大好きな人の中には「忘年会自粛」を残念に思う人も少なくないはず。一方、飲み会自粛にほっと胸をなでおろしている人もいるだろう。そこで今回はマイナビニュース会員に「今年の忘年会」についてアンケートを実施した。「参加したい派」「参加したくない派」のリアルな声を紹介しよう。

  • 忘年会には参加したい理由は?

    忘年会には参加したい理由は?

忘年会に「参加したい」は35.2%

  • 忘年会に参加したいと思いますか

    忘年会に参加したいと思いますか

Q.忘年会に参加したいと思いますか

・はい……35.2%
・いいえ……64.8%

マイナビニュース会員503人に、忘年会に参加したいと思うか尋ねたところ、「はい」は35.2%。参加したくないという回答の方が30ポイントほど多い結果となった。

そこで次は「参加したい派」「参加したくない派」ごとに、その理由について聞いてみた。

Q.忘年会に「参加したい」「参加したくない」それぞれの理由について教えてください

参加したい派

■1年の締めくくりだから

男性/35歳/愛媛県「最近コロナ禍で飲みに行けないので忘年会はしたい」

女性/42歳/兵庫県「仕事のイライラを愚痴って飲んで発散したい」

男性/34歳/兵庫県「今年も乗り切ったという一体感を実感したい」

■コミュニケーションの場だから

女性/29歳/東京都「コミュニケーションの場も必要だと思います」

男性/36歳/広島県「普段コミュニケーションがあまり取ることができない人とも話せるチャンスだから」

男性/41歳/愛知県「テレワークで全然顔を合わせていないから」

■その他

男性/35歳/千葉県「忘年会に参加することによって経済が潤うからです」

女性/32歳/東京都「若いうちはただでお酒が飲めるから参加したいです」

参加したくない派

■コロナ禍だから

男性/69歳/神奈川県「密を避ける意味で、飲み会はあまり推奨できないので」

男性/57歳/大阪府「こんな時期に万が一コロナに感染したら洒落にもならないと思うから」

男性/48歳/神奈川県「コロナ禍の中で忘年会なんてとんでもないと思います。万が一のことがあったら事業所まとめて閉鎖になってしまします。忘年会より生活が第一です」

男性/54歳/宮城県「コロナ感染のリスクを冒してまで飲みたくない」

■上司と飲むのは嫌だから

男性/57歳/栃木県「仕事の話の延長になりがちで、あまり盛り上がらない」

男性/58歳/東京都「気を遣うのが嫌だからです」

男性/54歳/奈良県「上司の説教の場としかならない」

男性/45歳/大分県「本当に仲のいい同僚だけでいい」

■その他

男性/49歳/千葉県「会社の人間とは距離を置いて付き合っているから」

男性/65歳/和歌山県「飲み会が好きではない」

男性/49歳/福岡県「忘年会に行っても愚痴の言い合いで決して面白くはない」

女性/32歳/東京都「参加する費用がもったいない」

コロナ感染不安のほか、仕事の飲み会が苦手で「参加したくない」人も

いかがだっただろうか。新型コロナが大流行した2020年は、社員の歓迎会や送迎会はもちろん、同僚との仕事帰りの一杯を控えていた人も多かったはず。そのため「せめて1年の終わりくらいは飲みたい」「たまっている愚痴を吐き出したい」という声が目立った。また、テレワークで画面越しではつながっていても、実際に顔を合わせることなく1年が終わってしまった人も多いだろう。オンライン飲み会という方法もあるが、それよりもリアルで会い親睦を深めたいと考えている人が多いことが分かった。

参加したくない理由としては、圧倒的に多かったのが「感染が怖いから」というもの。参加人数を減らし、マスク会食にするなど感染予防を徹底しても、リスクは完全にゼロとはならない。そのため、親睦を深めるいい機会とは分かっていても参加を見送りたいと考える人が多くを占めた。

また、参加したくない人の中には、「そもそも仕事上の飲み会が苦手」を理由に挙げる人も。上司や得意先のお酌回りや、盛り上げるための一発芸に苦痛を感じる人もいる。酔いが回った上司や先輩に絡まれたり、説教や愚痴ワールドに引き込まれたりするのも迷惑この上ない。こうした人にとってみたら、忘年会自粛の動きはラッキーと言っていいのかもしれない。

調査時期 : 2020年12月14日
調査対象 : マイナビニュース会員
調査数 : 503人
調査方法 : インターネットログイン式アンケート