女優・のん主演の映画『私をくいとめて』(12月18日公開)に出演する、お笑い芸人の岡野陽一、吉住のコメントが18日に公開された。

  • 左から大九明子監督、吉住

    左から大九明子監督、吉住

同作は作家・綿矢りさによる同名小説の実写化作で、ロングランを記録した『勝手にふるえてろ』の大九明子監督が監督・脚本を務める。30歳を越え、おひとりさまもすっかり板についてきた黒田みつ子(のん)は、脳内の相談役「A」と一緒に平和なおひとりさまライフを過ごしていたが、ある日年下の営業マン・多田くん(林)に恋をしてしまう。きっと多田くんと自分は両思いだと信じて、ひとりの生活に慣れきってしまったみつ子は20代の頃のように勇敢になれない自分に戸惑いながらも、一歩前へ踏み出すことにする。

岡野が扮するのは、みつ子と多田くんの恋の行方を温かく見守る、コロッケ屋の店主。たまに会社で顔を合わせる程度の間柄だったみつ子と多田くんが、急接近するきっかけとなるシーンで登場する。昨年「AbemaTV」と「ビデオパス」で配信された『時効警察はじめました』特別ドラマ 『時効警察とくべつへん 刑事課・ 彩雲真空』以来の大九組への参加となった。。

一方『女芸人No.1決定戦 THE W 2020』で優勝を果たし、今最も注目を集める吉住は、みつ子が旅先の温泉旅館でネタを披露する女芸人を熱演。劇中では本人役として登場し、独特の世界観が笑いを誘う“一人コント”を披露する。吉住が出演するシーンは、みつ子の心が揺らぐ重要な場面ということもあり、クランクイン前に監督から本人へ「(吉住自身が)どういう気持ちになるか、失礼にあたらないか」など確認し、直接対話を重ねながら作り上げられた。

岡野陽一 コメント

・撮影中のエピソード、大九組に参加した感想

この度は僕みたいな肉塊を『私をくいとめて』に出して頂き、大九監督には感謝しかございません。
映画の撮影現場と聞くとピリピリしてるイメージがありますが、大九監督の現場は、監督の人柄かピリピリとは無縁で凄く楽しかったです。

僕はひねくれてる故に、イケメンや可愛い人は全員性格が悪いと思っていたのですが、のんさん、林遣都さんが凄く気さくでいい人で僕みたいな者にも人間として話してくれて、今すぐにでも『私をくいとめて2』がやりたいです。
本当にありがとうございました!

吉住 コメント

・大九組に参加した感想

大九監督も以前人力舎の養成所に通われていたということで私たち芸人がやりやすい空気を現場で作ってくださり、はじめての映画出演とは思えないほど新宿fu-(人力舎ライブを行う会場)と同じ感じでいつも通りコントをすることができました。

・のんの印象、共演された感想

のんさんが事前に私のネタを見て知ってくださっていたと監督に伺い感激しました。私が出演するのがのんさんが特に大切にされているシーンのひとつということで本番まで集中されていましたが、撮影後はお写真を撮っていただいたり、とても自然体な方で、だからこそみつ子なんだなと思いました。