エイチームライフスタイルはこのほど、「2020年のお墓事情」に関する調査結果を発表した。同調査は12月1日~2日、20代~60代以上の男女1,096人を対象に、インターネットで実施した。

  • 新型コロナウイルスの影響により、2020年はお墓参りに行く回数に変化はありましたか

新型コロナウイルスの影響により、2020年はお墓参りに行く回数に変化はあったかを聞いたところ、68.0%が「変化なし」と回答した。「減少した」は26.2%だった。

2019年と2020年(2020年1月1日~11月30日)のお墓参りの回数を聞くと、2019年と2020年とも「1回」が最多で、次いで「2回」が多かった。差が開いたのは「お墓参りに行っていない」という回答で、2019年は17.2%だったところ、2020年は27.3%と10.1%増加している。

新型コロナウイルスの影響により、お墓の場所や供養の方法について見直そうとしたことはあるか尋ねたところ、21.5%が「お墓の場所や供養方法を見直そうとしたことがある」と回答した。その理由は、「お墓の管理が難しいから」(57.8%)、「お墓参りに行きづらいから」(50.4%)、「お墓に関する出費を抑えたいから」(37.0%)が多かった。

  • 新型コロナウイルスの影響により、お墓の場所や供養の方法について見直そうとしたことはありましたか

オンライン墓参りというサービスがあることを知っているか尋ねると、53.7%が「知っている」と答えた。オンライン墓参りを使ってみたいか、または使った経験があるか聞いたところ、61.3%が「使ったことはなく、使ってみたくない」と回答した。

使いたくない理由としては「実際に現地でお墓参りしたいから」(57.7%)が圧倒的に多く、「お墓の掃除やお供えを自分でできないから」(13.8%)、「先祖に申し訳ない」(10.4%)が続いた。

  • オンライン墓参りというサービスがあることを知っていますか

墓じまいという言葉を聞いて、抵抗感や後ろめたい気持ちはあるか尋ねたところ、43.1%が「抵抗感がない」、36.2%が「抵抗感や後ろめたい気持ちがある」と答えた。

  • 墓じまいという言葉を聞いて、抵抗感や後ろめたい気持ちはありますか

墓じまいに抵抗感がある理由を聞くと、「先祖に申し訳ない」(56.9%)が最も多く、次いで「親戚に反対されそう」(15.4%)、「先祖に祟られそう」(13.6%)が続いた。