NECネッツエスアイとSynamonは12月15日、リアルとバーチャルを融合し、共創の推進とコミュニケーションの革新を実現する新たな働き方の確立を目指し、バーチャルワークプレイスの共同実証を開始すると発表した。

昨今、テレワークやリモートワークが一般的になった一方、コミュニケーションやマネジメントの質の低下、企業への帰属意識の低下などの新たな課題も顕在化している。

こうした状況を踏まえ、共同実証では、NECネッツエスアイの知識・経験・ノウハウとSynamonのバーチャル技術を組み合わせることで、単なるバーチャルオフィスの構築にとどまらず、現在の働き方の先にある新しいワークプレイス・ワークスタイルの確立を目指した検証を行う。

また、オンラインでの働き方で顕在化した課題の解決に加えて、チームメンバーとの一体感や各ワーカーが自律的に考え行動し、共創を促すための環境づくりを行い、時間や距離、場所の制約を超えてコラボレーションができる空間を構築する。

  • 今後求められるリアルとバーチャルを使い分ける働き方

実証では、日本橋イノベーションベースの一部執務エリアをSynamonのNEUTRANS BIZによってバーチャル化する。NECネッツエスアイが主体となって進める実証には、日本橋室町三井タワーなどオフィスを手掛ける三井不動産も参加し、バーチャルワークプレイスとリアルワークプレイスそれぞれの機能検証や検討をすることで、最適化を目指した共創を行う。

  • VR空間による共創のためのオフィス

NECネッツエスアイと三井不動産は、同オフィスビルにおいてローカル5Gの共同実証を実施中。