女優の有村架純が、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『姉ちゃんの恋人』(毎週火曜21:00~)でのこれまでの芝居を振り返った。

  • 林遣都(左)と有村架純=カンテレ提供

前回放送の第7話では、ラストでデート中の桃子(有村)と真人(林遣都)の前に、真人の元恋人・香里(小林涼子)が偶然現れた。あす15日放送の第8話では、突然の遭遇に言葉を失う真人と香里を見た桃子が、目の前の女性こそが、真人が服役するきっかけになった人だと瞬時に悟る。

話をしたいという香里の申し出に、真人は一瞬戸惑いを見せるものの、それを受け入れ、桃子にそばにいてほしいと頼む。内心動揺しながらも、決してそれを表に出さないよう心掛けながら、真人は過去を乗り越えるため、“幸せ”について自分の思いを語り始める。

第7話では、真人役の林だけではなく、みゆき役の奈緒や和輝役の高橋海人とも2人きりのシーンがあった有村。これまで第1話から関係を築き上げてきた桃子と真人、変わらない関係の桃子とみゆき、さらには初めて2人きりのシーンが描かれた桃子と和輝、とそれぞれ違った形での芝居を振り返った。

――ここまで積み重ねてきた林遣都さんとのお芝居についてはいかがですか?

とにかく真人さんの笑顔を引き出すことを考えていて、楽しそうに話すことや身振り手振りを意識しました。でも、1人でしゃべってるシーンは、「ちゃんと相手に届いてるかな?」と不安になってくるんです(笑)。それを林さんがお芝居で受け止めてくださったのでよかったです。お互い現場では芝居の分析やパーソナルなことは話さないようにしていたんですが、桃子と真人の踏み込んでいるようでちょっと見守っているような距離感にとっては、それが良かったのかなと思います。2人で一緒になって積み重ねてこれたことがよかったなって思います。

――桃子とみゆきの互いの本音を語るシーンはいつも心温まりますが、奈緒さんとのお芝居についてはいかがですか?

奈緒ちゃんとは初共演で、幼なじみという役どころで、どんなふうにキャッチボールできるか不安があったのですが、奈緒ちゃんがまとっている空気と2人の関係性がフィットした感じがあって、リハーサルで会話した時に「大丈夫だな」って直感的に思いました。奈緒ちゃんも物腰が柔らかくて面白くて、自分自身も心を許せる方ですし、本当に自然と昔から知ってるみたいに会話を繰り広げられたので、特別なことは何もしてないですね。

――第7話は初めて高橋海人さんと2人きりのシーンでしたが、振り返っていかがでしたか?

初めての2人だけのシーンだったので、なんだか妙に照れくさい感じでしたけど、わたし的にはすごく実現してうれしかったです。桃子が「でっかくなりやがって」と言ったことに全部詰まっている気がするというか、安達家がこれまで見せてきた1話から6話までの流れを回収するようなシーンになったので良かったなと思いました。