意外と忘れてしまいがちな敬語表現。特にビジネスシーンでは、正しい言葉を使いたいものです。本記事では、「借りる」の謙譲語について、言い方や活用シーン、例文を解説していきます。

「借りる」の謙譲語とは

「借りる」の謙譲語は、「お借りする」「お借りいたす」「拝借する」などです。謙譲語は、相手より一歩下がった立場で使う敬語であり、自分より目上の人から何かを借りる場合に使います。

  • 「借りる」の謙譲語は、「お借りする」など

    「借りる」の謙譲語は、「お借りする」など

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もっと詳しく : 敬語表現(尊敬語・謙譲語・丁寧語)活用表

「お借りする」の使い方

「お借りする」は、「借りる」の謙譲語としてよく使われる表現です。通常は丁寧語「ます」をつけて、「お借りします」とします。「借りる」という意味で「お借りする」という言葉を使いたいときは、「お借りする」の前に「ボールペンを」などの自分が相手から借りるものを補いましょう。

「お借りいたす」の使い方

「お借りいたす」も、「借りる」の謙譲語として使われます。こちらも丁寧語「ます」と組み合わせて「お借りいたします」とするのが一般的です。

「拝借する」の使い方

「拝借する」も、「借りる」を相手を敬って言う表現です。「拝借」自体が「借りる」の謙譲語となります。こちらも通常は、「拝借(いた)します」などのかたちで使用します。

「借りる」の謙譲語を使う場面と例文

ビジネスシーンで「借りる」の謙譲語を使う場面、例文を紹介します。

  • 「ボールペンを借りる」と伝える場合

「ボールペンをお借りします」
「ボールペンをお借りいたします」
「ボールペンを拝借いたします」

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「借りる」の謙譲語としては、主に「お借りする」が挙げられます。言葉の適切な敬語表現をマスターし、ビジネスシーンで正しく使えるようにしましょう。